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1400.【らんな劇場】克己の慧幼⑧ 〜Epilogue〜

おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!



はいっ
きのうは【らんな劇場】克己の慧幼
お届けしましたーっ!



うん、ちょっと
悲しいおわり方でしたね(ó﹏ò。)

でも………
これで良かったのかもしれませんね。


このあと、

【らんな劇場】
克己の慧幼Epilogueエピローグを
お届けしますね(o^-')b


でわでわ…
ごらんくださいっ!



ぶーーーー(はじまる音)




:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

冬の寒さもピークを過ぎ…
少しずつ日が昇るのも早くなる。

雪の下には、今年も新たな息吹が…
春を待ちきれず、芽吹きはじめる。
 



あれから……少しの日にちが過ぎた。





人の記憶など…曖昧で、適当で、
時には、薄情なものである。

何も………何もなかったかのように
普段どおりの日常がすぎていく。


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*: 



うらんの部屋からは絵本を読む声が
聞こえる。らんなの優しい声は
登場人物に合わせてくるくる変わり…

うらんはそれに夢中になるのである。
「…ガォーガォー
ライオンはトボトボと帰って行きました」

うらんはこの絵本が大好き。

他のライオンみたいに、
七色にお洒落しなくたっていい。

自分は自分らしく、前を向いて
精一杯の事を頑張ればいい。

そういった事を教えてくれる絵本。

そんな大好きな絵本を読んでいるふたりに
キッチンから声がかけられる。

らんにゃ「おやつだにゃ~!
今日は…

『肉まん』だにゃぁぁぁ!」



うらん「はーい!」
アシュリー「ハーイ!!」
ふたりは目を合わせて「にっ♪」と
笑いあった。


にこにこ!机に座ったふたりに
どこからか声がする……。


らんなだ。
らんな『た!たべすぎちゃだめだよ!
半分だけだよ!
わたし食べてないのに
体重だけ増えるのやだょ!』

しかし、
アシュリーは前を向いてきっぱりと
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アシュリー「全部食べル!」

らんな『だめぇぇぇぇぇ!!!』


らんなの悲痛な叫びはアシュリーに
届くことはなかった……。


うらんとアシュリーは
仲良く肉まんを頬張り…

『おいしぃぃぃぃ♪』

幸せいっぱいの幼魔と幼児なのでした。


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

らんな『アシュリー……そういえば
あんた、なんでまだいるのよ!

滅びたはずなのに………』

アシュリー「私ハ魔族ダヨ?

貴女の身体ノ中ニアル、
私の【核】ハ破壊サレテナイ

復活くらいデキナキャ魔族ジャナイョ。

ランナの身体デ【核】は護ラレテ
イタミタイダね」
らんな『そっか……魔剣では
【神の加護】は斬れないってわけか……』



アシュリー「ソレニシテモ……アノ時……

アシュリーはそれこそ魔族の丸出しの
ニヤッとした意地悪い笑顔をして……
こう続けた。
アシュリー「ワタシノ『家族』
か……♪
フフ…コレカラも私の【核】
シッカリ護ってネ♪

らんな『ぐ……それは………っ』


アシュリー
「はいっ肉マン完食っ♡」
アシュリーはとっても満足気♪





らんな『くぅーーーっ!
はやくでてけーっ!!

そして……
ひときわ大きいらんなの声が
あたりに響きわたりましたとさ。







ニンゲンの記憶など曖昧で、適当で、
時には薄情なものである。

何も………何もなかったかのように
普段どおりの日常がすぎていく。



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
【CAST】
らんな、アシュリー、うらん
らんにゃ
らんな

魔族デスティア
Napa_st


【制作】
2019らんな劇場選抜総選挙実行委員会

【監修】
魔道士らんなのトーラムまいご日記


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


過去記事とリンク集【らんなび】

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