おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!
今日は
克己の慧幼こっきのけいよう
第7話をお届けしまーす♪
いつもシレッと劇場の時に使ってる
この上のイラストなんだけど、
前に、劇場のために読者さんである
キエさんに
描いてもらったんだよね(*´艸`*)
ほんとパラの特徴捉えてくださってて
すごくお気に入りなんですよねぇ♪
さてさて、
この『克己の慧幼』も終盤戦っ。
大ピンチのアシュリーとうらん。
どうなっちゃうんだろうー。
でわでわ………
始めますねー(o^-')b
ぶーーーー(はじまる音)
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
とさっ………
アシュリーはその場にくずおれた……
咄嗟に我が身を顧みず
うらんがかけよる!
うらん「あしゅりぃ!あしゅりぃ!!」
涙をぼろぼろ流し、
動かないアシュリーを揺さぶる。
アシュリーの魂が抜けたら「らんな」は
戻ってくる。それはわかってるんだけど…
わかってるんだけど!!
うらん「まぞくのくせに、なんであたしを
たすけるのよっ!わたしはあしゅりぃを
おいだそうとしてたんだよっ!
なんで!?なんで!?」
流れる涙もそのままに
アシュリーの身体をゆさゆさ揺らし
すがりつくうらん。
するとフワッとアシュリーの身体が
浮き上がった。
何か魔法にでもかかったかのように
項垂れたアシュリー身体が持ち上がる。
そのまま………
アシュリーの身体がらんなから分離した…
うっすら透明のアシュリーが
らんなから抜け出ていく。
アシュリーは…らんなの身体から
追い出されるかのように
横にスライドして分離する。
それはまるで双生児のよう……
元は同じ身体であるから
当たり前なのだが………………。
らんなは今までの様子を
「視て」いたのだろう。
その表情は怒りに、燃えていた。
そのまま、目をそらさぬまま……
チカラないアシュリーに声をかける。
らんな「アシュリーっ!
わたしには攻撃はできないんだけど……
チカラを…貴女の……
力を貸して…っ!」
アシュリー「ワカッタ………」
半透明のアシュリーはこくんと頷き
らんなの背後に廻る……
そして
「ふたり」は同じ呪文を唱え始める。
その魔法は静かで長く
ゆっくり息を吐くような詠唱。
それでいて、力強い……攻撃魔法。
デスティア「くっ!その魔法は………
ふぃ…フィナウ…?!」
うらん「おねえちゃんが攻撃魔法……?!」
らんなは貯めに貯めた『想い』を
魔力に込める。消えかけるアシュリーの
【魂】の叫びとともに……っ!
らんな「わたしの……家族…にっ…!!
なんすんのよーっ!!!」
らんなの振り下ろした杖から、
「純支援ではありえない」はずの
超破壊魔法「フィナウ」の魔力が
放出され……
ネヘロ沼を、輝く光で埋め尽くした。
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
ちゃぷん……
水の爆ぜる音。それは沼の表面を
怪しく揺らす。
ネヘロ沼は、僅かな沈黙のあと
落ち着きを取り戻したようだ。
沼に潜っていた周りのモンスターが
ぬるぬると出てくる。
思いの外、平常時に戻るのがはやい。
アシュリー「…………逃ゲタナ……」
そうか細い声でつぶやくアシュリーは
半透明ながら膝をついていた。
もう…永くはないのかもしれない…。
らんな「そだね………」
らんなはそんなアシュリーを見て
1言それを言うのが精一杯だった。
死を看取るようならんなの一言は……、
アシュリーにとっては
なぜか今は、心地よかった。
うらんはアシュリーの半透明の身体に
触ろうとするが………
その小さな手は虚しく空を切る……
せめて…その手があるはずの
場所に手を重ね……
精一杯の声で
アシュリーに呼びかける!
うらん「あしゅりぃ!きえちゃだめだよ!
ずっといてていいから!
おねぇちゃんが、ねおちしたら
いつでも、でてきていいから!
ちゃんと………うらんと……っ
あそぼうよ!!」
うらんは必死だった。
うらん「ごめんね……ごめんね!!」
アシュリー「肉マンの妹…
いや…『うらん』?
私ハ大丈夫ダ…アリガトウ。
おねェチャンヲを大切ニ…スル…ンダぞ…
今度生まれ変ワルナラ、
ニンゲンに……ナリタイ…ナ…………。」
それだけ言い終えるとアシュリーの身体は
緑色に輝き…
ネヘロ沼と同化したように
静かに……………静かに消えていった。
つづく
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
はいっ。
アシュリー………消えちゃいました(。>﹏<。)
わたしも
この結末は予想してなかったんだけど
わたしの頭に出てくるお話は、勝手に
こうなっちゃいました(ó﹏ò。)
ちょっと残念な終わり方なんだけど
まだEpilogue(エピローグ)が
残ってますので、次回ご覧ください。
でわでわ………
今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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