こんち(o^-')bなっ♪
らんです!
↑めずらしい挨拶でしょ〜。
お昼のあいさつはコレなのです〜。
さてさて、ということで
本日2回目の劇場だよ〜!
本日2回目の記事もらんな劇場!
晦世の惨冥かいせいのさんめい
第四話をお届けしまーす *。٩(ˊᗜˋ*)و*
【あらすじ】
エルスカーロ、ソフィアに渦巻く闇の組織。
それらをバックに暗躍するマリーは、ひっそりと暗殺の時を伺っている。
果たしてヴェルは無事でいられるのか?
マリーの暗殺計画は…っ!
緊迫の第四話スタートでーす
1ヶ月が経過した。
特に指示もないまま時が経つ。
毎朝ヴェルの食事を作り掃除をし、ニコニコ笑顔で家事をする。
わたしの手にかかれば一瞬…
かと言って毒を盛るのは主義に反する。
一瞬で息の根を止め、せめて苦しまずに逝かせるこれが私のやり方………
そんなことを考えながら、マリーは家事を続けていた。
好きなもの、嫌いなもの……
好きな音楽、行動パターン、
幸い行動パターンは、ほぼ毎日同じだ。
同じ時間に起き、同じ時間に顔を洗う。
これだけ毎日がルーティン化されているとなると暗殺はかなり容易となる。
あとは……どこで仕留めるか、
そして……どう消えるか……
物陰から観察していたマリーは小さく笑みを浮かべた。
やがて………
その日が……来た。
星々は月に一度、主役の座を貰い受け精一杯その輝きを競い合う。
星の中にも強いものと弱いものがある。
隣の星の輝きに負け、その輝きをかき消されてしまう星もある。
星空の世界も…弱肉強食なのだろうか。
そんな静かな昏い夜。
ひっそりと【シゴト】の合図が来た。
いつも通り……
あの中庭にターゲットがいる。
優雅にコーヒーを飲みながら空を見上げ……
呑気なもんだ……。
今からお亡くなりになるというのに。
いったんのけぞるように、柔らかく鞭のように身体をしならせ……
タッ!
マリーは動いたっ。
必要最小限の踏み切り音のみで高く空を舞い……
その音に振り返るターゲットの背後の壁を蹴り……
しかしっ!!!
ギィィィンッ!
マリー『なっ……弾かれたっ?!』
ヴェル『まぁ………キミが『来る』なら……
この時しかないと思ってたよ。』
マリー『くっ……!』
後方に跳んだマリーは、着地と同時にヴェルとの距離を詰め、右へ左へナイフを突き立てる!
しかし……
ヴェル『………元…ね。
でもまだ……
キミの攻撃くらいはどうとでも捌けるよ』
マリー『くっ!』
マリーはそれから何度も何度もナイフを振り回すも………
ヴェルにキズ1つつけることはできなかった。
何百回繰り返しただろう。
圧倒的な自分との差を見せつけられたマリー。
ふとした弾みに一瞬動きが止まったときを見計らって、ひたいをトンっ…と軽く撫でられ……
ペタンとその場に座り込んでしまった…。
任務の失敗は『死』………。
組織の鉄則である。
マリーは組織の大きな動きのなかの…
大事なタイミングを逸したのだ……。
どちらにしてもこのまま帰ってもマリーには『死』しか残されていない。
『処分』された暗殺者は今まで何人も見てきている。
ヴェルはそんなへたり込んだマリーをただ見下ろしている。
どういう目をしてるんだろう。マリーは怖くて見あげることができなかった。もしかしたらもうナイフを振り上げてるかもしれない。
今まで数多の『お客様』を手にかけてきたマリーも流石に死を覚悟した。
(今までのお客様も………
きっとこんな気持ちだったろうね)
ヴェルはそんなマリーを見下ろし心を決めた。
『ふぅ……』と小さくため息をついて………
こう言い放った。
明日は7時に起こしてくれ、少し早く立つ』
マリー
『はぁぁぁああっ!?!』
つづく
次回予告
はぁああああっ?!
思わず出てしまう聞き返しの言葉。
素っ頓狂なヴェルの言葉に面食らうマリーは…一体どうなるる?!
次回もお楽しみにね(o^-')b♬
さて、今日は2話続けて劇場を入れてみました!
7/12 2994 2994,2995
7/13 2995 2996
7/14 2996 2997
7/15 2997 → 2998
7/16 2998 2999
7/17 2999 3000
となる計算です。
7周年おめでと〜!
+いつもの日記になっちゃう。
なので、周年記事は周年を遊んだ結果を書こうかな〜と。
トーラム誕生日と3,000回を同じ日(7/17)に調整させてもらいます〜。
でわでわ……
今日も元気に
行ってらっしゃーい♬
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆