おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!
今日は
晦世の惨冥かいせいのさんめい
【あらすじ】
闇の組織に属するマリーは可愛い見た目なのに実はアサシン……。ひと仕事終えたつかのま、次の『お客様』の依頼が入ってくる。
お金持ちには見えなさそうなヴェルにうまくオシゴトできるのか…!
それでは第3話のスタートでーす!
ぶーーーー(はじまる音)
あのエルスカーロの殺人事件。
そこそこの組織のボスだったらしく通常の一般紙にまで、そのニュースは大きく取り上げられていた。
翌日から入念に現場検証が行われ、僅かな証拠から、ある程度のことがわかってきたようだ。
エルスカーロの衛士は調査結果を意気揚々と衛士長に報告をしていた。
衛士『被害者の遺体の検分では……
右からの一撃で仕留められていました。』
衛士長『ふむ……この斬口は右下から首を掠めて…』
衛兵は上長のココロを読んだかのように続けた。
衛士『……そうです……左利きです。
逆手に握ったナイフで一撃……。
また……ヤツですかね……』
衛士長『………【赫刃】…か……』
ふたりは誰にも聞かれないように小さく呟いた。
【赫刃】……。
ほとんど目撃証言のないこの暗殺者は、衛兵の間でも話題になっており……捜査上こう呼ばれていた。
闇に紛れ行動し……瞬時にシゴトをこなす。
唯一の古い目撃証言が【赫いダガー】のみ。
衛士長『……また
…この事件も迷宮入りだろうな…』
『この事件も』か……
悲観的な上司に衛士は逆に燃え上がっていた。
衛士『私が……必ず解決してみせますよ!』
頼もしいことを言う衛士に……
衛士長は複雑な想いでこの若い衛士を眺めていた。
トントントントントントン………
規則正しい包丁の音が聞こえてくる。
心地よい朝日と小鳥の声とがキレイに合わさるアンサンブル。
頭を掻きながら起きてくるヴェルに、屈託のない笑みを投げつつ、包丁を置きアメリアが振り返る。
マリー『おはようございます、ご主人様』
ヴェル『あぁ……おはよう。』
テーブルの上には見事な料理が並んでいる。
そういえばメイド長の料理も良かったけど飽きてきてたんだよな………
そんなことを考えながら席につき、ヴェルは一口食す。
ヴェル『ん……これはっ…んまい!』
本当に美味しかった。
お世辞抜きで、単純にうまい。
アメリアは………
そんな彼を微笑みながら眺めつつ
………じっと『機』を待つ………
次の日
コンコンコン
ヴェルの屋敷の玄関がノックされた。
ドアを開けると衛士が2人直立不動で立っている。何かあったのだろうか…。
呼ばれたヴェルが応対する。
ヴェル『どうしました……?』
衛士『数日前にエルスカーロの路地裏で殺人事件がありまして捜査をしておるのですが……』
……と、
ひと通りの話を聞いたのだが……
全くといって心当たりのないヴェル……。
衛士『そうですか……。
また何かわかりましたら詰め所までご連絡くださりますようお願いします。』
衛士『あ、それと………』
ヴェル『まだ…なにか……』
訝しがるヴェルをまえに、
衛士は少しだけ探るように問いかけてきた。
衛士『最近入ったメイドさん………
おきれいな方ですね。
変なことをお聞きしますが……マリーさんの利き腕は……どちらでしたかな?』
ほんとに変なことを聞くな……
ヴェルは宙を見上げ思い返してみた。
うーん
ヴェル『右利きですね。調理器具は右手で扱っていましたね。』
衛士『なるほど………では…。』
含みを持たせた言い方に何かが引っかかった。
外に出た衛士と衛士長はしばらく歩き……人気のない場所についたとき、衛士は我慢できなくなって、得意げにこう報告した。
衛士『……最近気づいたのですが……!
【赫刃】の犠牲者の周りには……必ずある女性がいたんですよね♬
すべての事件前にふらっと現れて消える。
実はあのマリーっていうメイドも時を同じくしてエルスカーロに来ています!
左利きだとビンゴだったんですがね……
衛士長『ほう………?』
いつも冷静な衛士長に興味を持ってもらえた!
嬉しくなった衛士は、顔を赤らめつつ続ける
衛士『私、良いとこに気がついたでしょう?
これはもしかして裏の世界で暗躍している、
ある有名なアサシンに辿り着くんですよね!
その名も!……晦冥のマ……』
ザシュ……!
衛士長『知りすぎだ………』
衛士長の長剣が……
衛士を一刀のもとに切り捨てた。
………
エルスカーロの闇は思ったよりも深かった。
つづく
はい!
ということでこの事件も迷宮入りになりました。そりゃそうなりますよね〜
昨日はアメリアの装備をイジって終了かなぁ。
ATKが150くらい上がったかも~!
Wスロとか用意できたらもっと強くなりそうだけどね。頑張らなくちゃです〜(๑•̀ㅂ•́)و✧
でわでわ……
第四話もおたのしみにね(o^-')b♬
今日も元気に
行ってらっしゃーい♬
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆