おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
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らんです!
今日は【らんな劇場】
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穏娘の知真おんこのちしん
最終話をお届けします!
戦闘パーティにおいてかれたうらん。
嫌な予感がしてたのか、今回ばかりは単身飛び出し一行を追った。途中出会ったシャルロッテとも合流し、強化ヌーレトースに立ち向かう。
今回はとうとうエピローグです。
それでははじまりまーす。
ぶーーーー(はじまる音)
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その後のヌーレトースとの一戦はあっけないものだった。回復手段を絶たれたのはもちろん、学習する皮膚もサポブレの前には全く意味をなさなかった。
かろうじて全体攻撃でダメージを当てるヌーレトースてあったが、支援魔法の前にほぼ無力化され………
そのダメージもすぐに回復されてしまう。
形勢は完全に逆転した。
翌 日
シャルロッテ『せーんぱい!』
元気に手を振るシャルロッテに、ヴェルヌはほっと安堵する。
あの時のシャルロッテと同じだな……
同時に溢れる後悔の念。
ヴェルヌ『シャル……生きてたんだな……
私は君を守れなくて…。
ずっと……後悔してたんだ。』
シャルロッテ『あれは……ね……
どうしょうもなかったですよ…ね(ó﹏ò。)
確かにどうしょうもなかったのだが……
………少しの沈黙が流れた。
シャルロッテ『でも……
あのあと助けてくれた人がいましてね、
なんとか逃げられたんですよ!』
ヴェルヌ『そっか……
本当に……良かった……!』
……。
ヴェルヌは、もう一つ聞きたいことがあった。
いや…聞くべきか…………
答えはすでに決まっていそうだったが……
ここで聞かないと…聞く機会は来ないだろう。
意を決してヴェルヌは口を開いた。
ヴェルヌ『特殊部隊に……戻る気はない…よな?』
予想してたとはいえ、唐突な質問にシャルロッテは『ん……』と少し考える。
そしてニコッとあの時の人懐っこい笑顔を浮かべ…
シャルロッテ『そうですね……っ♬
嬉しいんだけど…
でも、あたしにはもう戻るところができちゃったんですよね。ごめんなさいっ!』
わかってた。この答えはわかってた。
ヴェルヌは『ふぅっ』と息を吐くと吹っ切れたようにいつものキッとした精悍な顔に戻った。
ヴェルヌ『そっか……
よしっ、行ってこい!
元気でがんばるんだぞーっ!
フルネームで送り出そうとしたヴェルヌが口篭った。
シャルロッテ・……………?』
シャルロッテ『あれぇ?
忘れちゃいました?わたしの名前……』
ヴェルヌ『もともと……覚えてないだけだ!』
にぃっと大きく笑顔を作り、
ゆっくりとシャルロッテは改めて自己紹介した。
シャルロッテ『あたしの名前は…………
シャルロッテ・R・ディグリード
ちゃんと……覚えててくださいねっ!』
たたたっ…
と軽やかに走り出し、振り向きながら手を振るシャルロッテを目を細めて見守るヴェルヌであった。
数 日 後
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うらん『いーきたーいー!!』
『また』うらんが駄々をこねている。
悔しそうに地面を踏んづけるがそんなに音はしない。
流石に毎回7歳児を戦場へ連れていくわけにもいかず、そのほとんどは却下された。
コツ……
不貞腐れて座り込むうらんの前に、しゃがみこむ一人の女性……。
(ちょっとまってて(o^-')b)
シャルロッテはうらんに目配せをすると、ヴェルヌに一言二言言葉をかわす………
シャルロッテ『……オッケーだって!』
手を大きく振って、大きな丸を作った。
うらん『 *。٩(ˊᗜˋ*)و*わーい』
飛び上がって喜ぶうらんはとても嬉しそうだ。
ひたいを押さえてため息をつくヴェルヌはこの際見なかったことにしよう。
ヴェルヌがうらんのそばまで歩いてくる。
背の高いヴェルヌはゆっくりと前に来ると、しゃがんで目線を合わせて話しかけてきた。
シャルの言うことをぜったいに聞くんだぞ?』
うらん『うん、わかった!』
言うが早いか、すぐにシャルロッテのもとに駆け寄るうらん。もうすっかり懐いているようだ。
うらん『にししし!』
シャルロッテはうらんのそばで子どものようにクシャッと笑う。
その笑顔は、見る者誰をも和やかにさせる不思議な不思議な笑顔。
見てるだけでなんだか楽しくなるような素敵な笑顔。
人を惹き付ける何かを持っている。
サヤカ『ヴェルヌ……変わったね(*´艸`*)
今まで……
子どもに目線なんて合わせた事無かったのにね』
ガルド『ヴェルヌも成長するさ……まだまだな……』
サヤカ『みんな……ほんとに楽しそう』
ソフィアはもうすぐ冬が来る。
また一年が経ってまた寒い冬が来る。
しかし、なぜだかほんのり暖かい。
そんな不思議な冬だった。
20年後
魔界への穴が空き………魔族共が跋扈する暗黒時代。
S級の魔族になすすべもなく、一人…また一人と食らわれていく。
手練の冒険者の4人パーティではもはや太刀打ちできなかった。力もなく…技もなく……
数を揃えられない冒険者は次々とやられていく。
世界はレイドパーティが基準となっていた。
やがてそのレイドパーティをも凌駕するSS級の魔族が現れ……更に犠牲者が増えていった。
しかし……
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そんな中、一人の冒険者が複数のレイドパーティをまとめ上げ、巨大なレイドグループを作り上げた。
壁職の複数化、火力の集中、的確な支援の重ねがけにより、まるで1つの生き物のように収縮し、拡張し、力強く動く手練の冒険者たち。
次々とSS級の魔族を駆逐していく、その巨大なレイドパーティを人々は畏敬を込めてこう呼んだ。
【メガレイド】![]()
メガレイドの創始者は3人組の冒険者たち。
彼らは荒くれ者の冒険者たちを纏め、それぞれ3つのメガレイドを創設した。
その中心となった人物の名は………
C・ローゼ・ディグリード
それはまだ……誰も知らない未来のお話。
おしまい!
はいっ!
ということで、去年のお正月にやってた総選挙の優勝、うらんの物語。
やっと公開することができましたー。
2021年はコロナもあり、もともとコロナ関係なく筆者の環境も大きく変わった1年でしたのでなかなか書けなくてだいぶ遅れちゃいました。
ほんとにごめんなさいね。
もともとほぼ接点のない、うらんとヴェルヌを絡ませるのは構想してたんだけど、お話的にちょっと弱いので泣く泣くお蔵入りに。
そんなこんなでシャルロッテが出てきて、シャルロッテ回もやらなくちゃって事で、ばぁぁっと浮かんだのが今回のお話です。
ちゃんと整合性も取れてる……はず!
時間の概念も考えないとなので難しいのです(ó﹏ò。)
お楽しみいただけましたでしょうか?
それではまた次回作でね(o^-')b
でわでわ……
今日も元気に
行ってらっしゃい♬
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆