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Channel: 魔道士らんなのトーラムまいご日記
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1326.【らんな劇場】幼魔の炯醒③ 〜ねらい〜

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!



今日も
【らんな劇場】
幼魔の炯醒ようまのけいせい
第3話をお届けしまーす(*´艸`*)


肉まんを頬張るアシュリーと
それを見守るらんな家族………

これからどうなるのかな、かな?


でわでわ………
はじまりまーす♪


ぶーーーー(はじまる音)

:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


すー。すー。

肉まんを食べ終わったアシュリーは
満足したのか、安らかな寝息を
たてはじめた。

元がらんななのか、とても魔族とは
思えないあどけない寝顔。

そこから………
しゅぅぅぅぅと音でも立てそうな
感じで、もとのらんなの姿に戻りだす。

あとには、「よく見る」らんなの寝姿が
そこにあった。





それから数回にわたり
アシュリー化するのだが………


どうやら、らんなが寝落ちした時に
具現化してくる事がわかってきた。
毎夜の睡眠のときではなく、
不意に襲ってくる睡魔のようなもの。


それが『アシュリー』

そのものなのかも知れない…。

:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

ゆうらん「はっ!寝てるる?!
らんな、らんなっ!」


本を読んでいたらんなを注意深く
みていたゆうらんだったが、
ふと目を離したすきに………。
いつもの寝落ち。

くー(᎑ ᎑).zzZ

ゆうらん「おそかったか………」


服装がじわじわ変わっていき
アシュリー化がはじまる……
アシュリー「フワァァァ…。
久シブリダナ、ニンゲンヨ。

ソロソロ…コノ家モ…破壊シヨウカ」

ゆうらん「だめよ!
破壊はいけないことなの!」

アシュリー「魔族ハ破壊ガ信条。
止メルコトハデキナイ」

物騒なことをサラッと言うアシュリーだが
今日は……少し違うようだ。

しきりにあたりをキョロキョロ見渡し…

何かを探しているようだ。
大事な何かを無くしたかのように。




アシュリー「コノ前ノ『アレ』ハ
……無イノカ?」

ゆうらんはハッとして答える。
よっぽど美味しかったんだ(。>﹏<。)


ゆうらん「肉まんのこと?
アレなら、
らんにゃが買いに行ってるわよ」

アシュリー「フム…」



ばさぁぁぁっ!


一つ頷くやいなや、
アシュリーは羽根を大きく広げ
大空に舞い上がった。





ぎゅぅぅぅぅぅん

快調に空を滑空するアシュリーは
ぐんぐんとホラ・ディオミダにむかい
上空を滑走する。

すると……




アシュリー「!!」


らんにゃ「ふにゃにゃぁ~!!」
紙袋を抱えたらんにゃがキノコの化物に
追いかけられているっ!

らんにゃ「助けてにゃ〜〜!」


アシュリー「フフ……楽シソウダナ…」

アシュリーは空高くから、
ピンクの人間がやられるのを
見物しようと思ったのだが………



アシュリー「っ!」
ぎゅんっ!

アシュリーは何を思ったか急降下し、
ばっ!!
らんにゃに背を向け、きのこに
向かって立ちはだかった。

らんにゃ「あ…シュリー…?」





アシュリー「ワタシノ……
獲物ニナンスンダっ!」
言うとアシュリーの前に小さな魔法陣が現れ
そこから魔法の矢が次々に発現し、キノコに
突き刺さっていく。

次の呪文を唱えている間、
アシュリーには数々の攻撃が
当たっている。

いや……


アシュリーは自ら受けに
行っている………っ!?

まるで……
らんにゃを守っているかのように。



魔族なのに……なぜ?

アシュリーに当たる数々の攻撃。
その攻撃など全く効いていないように
詠唱を完成させ……



アシュリーは、小さくぺろりと舌を出し、
満足気に魔語を唱えた!
アシュリー「フィナウっ!」

白い閃光が迸り、キノコもまわりの植物も
その光に飲み込まれていった。






*******************


はむはむっはむっ!
(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"

大きな肉まんを口いっぱいに頬張り
上記した顔は満面の笑みのアシュリー。
ご褒美としてもらった肉まんは、
アシュリーの近くに並べられている。

ゆうらん「危ないところを守っていただき
ありがとうございました。」 

深々と頭を下げるゆうらんにアシュリーは
肉まんを頬張ったままコクコクうなずく。

こんなに満足げな魔族も珍しい。




1つを食べ終わり一息ついたところで
アシュリーが口を開く。

アシュリー「大切ナ存在ガ……
ソウ…『肉マン』ガ
失ワレナイヨウニ…。

魔族ノワタシニモ解ッタゾ。
「守ル」トハ……コウイウ事ナンダナ

アシュリーは手に持った2つめの肉まんを
愛でつつそう言った。

ゆうらん(ちょっと違う気が
するんだけど………ま、いいか)

結果はどうあれ…  
家族に危害を加えられそうなことは
しばらくは、なさそうだ。


ゆうらんは少し肩の力を抜き……

この新しい同居人を優しく見守る事を
心に決め始めていた。



………



どこからともなくらんなの声がする。
らんな「ちょっとっ!
あんまりたべないでー!!
わたしの身体なんだからーーっ!」

らんなの悲痛な叫びはアシュリーに
届いているのか………?

アシュリーは……魔族らしく
無慈悲に肉まんを食べ続けた。





らんな「はう……(ó﹏ò。)」

後日……
体重計の上で肩を落とすらんな。

ゆうらんはそんならんな
アシュリーと同様、気の毒そうに
見守っているのでした………




おしまい


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

CAST
アシュリー
らんな
らんにゃ
ゆうらん
うらん

制作
2018幼魔の炯醒制作プロジェクト
監修
魔道士らんなのトーラムまいご日記


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

はいっ!
アシュリー編終わりでーす(*´艸`*)


肉まんをくれる、らんな家を
「マモル」
それを覚えた幼体魔族アシュリー。


彼女は彼女なりに、これから
ニンゲンをマモルことになるのですが……
(肉まん目当てだけどね(o^-')b)

今回はこれでいったん終わりだけど
まだまだひと波乱ありそうですね♪

この続きはまた次回(o^-')b



でわでわ………


今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆




過去記事とリンク集【らんなび】

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