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Channel: 魔道士らんなのトーラムまいご日記
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1270.【らんな劇場】守護りの軌跡31 〜ただ一度〜

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!



今日は
【らんな劇場】
守護りの軌跡
第31話をおとどけしまーす。


果たしてらんちは助かるのか……
イヤな予感はしてたんだけどね…。

支援魔法が使えなくなっている
ゆうらん…
一か八かのヒールは
天に届くのかっ?!

さてさて、
はじまりますよー。


ぶーーーー(はじまる音)


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


飛び出したらんちを待っていたのは
無慈悲なひと太刀であった。

かなりのスピードを誇るらんちをも
見切るシンシアのソレは一撃で
らんちを沈めたのだ。


力なく横たわっているのは
息も絶え絶えならんち。

流れる血はうらんのブレスで
何とか止まっているが、
目に見えて追いついていない。




らんな不在の中、支援魔法を
満足に使えるメンバーは残念ながら、
…………いない。

この状況下、らんちを救えるのは…っ?
(私しかいないじゃない…)

ゆうらんは自問自答し
キッと空を仰いだ。

この子を救いたい!
らんちを、我が子を!

ワ・タ・シが
たすけるんだ!




ゆうらんの両の掌に暖かい光が生まれる
懐かしい、穏やかな、
だけどしっかりした支援のヒカリ。

身体の奥底からチカラが湧いてくる。
その流れがやがて高まり…

ゆうらん「ヒールっ!」


・・・・・・

ふぁ………


手を離れた瞬間、
儚く消える支援のヒカリは
無情にも消えていった……。

ロストチュアリの影響は
思いのほか深刻だったのだ。

神に背き発動したロストチュアリ
そうかんたんに許すはずもない。


ゆうらん「くっ………
やっぱり………ダメなの……?

らんち、らんちっ!
ごめんね……ごめんね…………っ!」

絶望に震えるゆうらんにむかい、
かん高い声が響き渡る

うらん「ままっ!
あきらめちゃだめっ

どんなにぜつぼうしたってっ……

ゆうらん「……そっか……

「道はある」……か…」

いつもすぐに投げ出すうらんに
教えるときにいつも言う言葉。

ゆうらん「時が………来たら」


そう……そうよね!
うらんの悲痛な叫びにハッと我に
返ることができたゆうらん。


もう一度詠唱を始めるが先程のような
迷いなど全く感じられない。


そう、
ゆうらんのなかにはこれしかない。


純粋に……らんちを……
護りたいっ!


ゆうらん「ヒール!」

ゆうらんの手から溢れ出した
愛情のようなヒカリは、らんちの
身体を優しく包み癒やしていく。

らんちの傷口がみるみる塞がり、
顔色が良くなっていく……。


うらん「まま!やればできるじゃん!」

ゆうらん「この子ったら…」
いつもうらんに言っている事を
そのまま返されたゆうらんは
うらんの成長を実感していた。




しかし、最後のただ一度の奇跡。

これによりすべての魔力を枯渇させた
ゆうらんはぺたり…と座り込んでいる。
しばらくは魔法は使えないだろう。

シュンとらんちは戦闘出来る状態では
ないのは明白であった。



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

ガルドはそんな不利な状況を
振り払うように声を上げた。

絶対に負けるわけにはいかないのだ…
ガルド「シンシアは加減してどうにか出来る
相手ではない。くれぐれも油断するな!

全員戦闘配置!
最悪は………

撃破も止む無し……っ!」

全員がゆっくりうなずいた。


つづく

:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

はいっ!

ただ一度だけの奇跡が起きました。
起こしたのはゆうらんなのか……
それとも………?


次は反撃だよっ!
みんながんばってーっ!


でわでわ………

今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆


過去記事とリンク集【らんなび】

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