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Channel: 魔道士らんなのトーラムまいご日記
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1251.【らんな劇場】守護りの軌跡26 〜発 見〜

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!




今日も

【らんな劇場】
守護りの軌跡
第25話をお届けしまーす♪


もう25話まで行ったのねー。
ってか長いことやってますね。

そろそろ佳境に入る守護りの軌跡。
さてさて、どーなることでしょうか?


それでは
はじまりまーーす。


ぶーーーー(はじまる音)



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

時の流れは変化をもたらす。

きらびやかなかつての王宮が迎え入れたのは
きれいなドレスを着飾ったご婦人でもなく
豪奢な衣装に身を包んだ貴族でも
そのどちらでもない、一介の冒険者。



時の流れは王宮でさえ、
こうも変化させるのだ。


ガルドたちは、アルトやうらんが
巻き込まれないよう隣の部屋に誘導して
戦っていた。



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

【双剣士ロキ】
かつては天才と呼ばれ、恐れられた
剣士だが忽然と姿を消し話題になった。


当時の鋭い剣筋は熟達した冒険者でも
見破れるものは稀であり、彼に
挑んでも返り討ちにされていたのだ。

双剣の動きはもともとすごい速さで
あるのはよく知られているが、

そんなロキのそれは1.5倍……いやもっとか

見たことのない速さで繰り出される。



本気……



慈悲心、いたわり、疲れ………
そういったものを一切排除した
純粋なチカラ。

確実にこちらのほうが不利。
相手は操られているだけなのだから………



対するガルドは攻撃をかろうじて
捌きながら吐き捨てるように毒づく。

ガルド「ちっ!
こいつやべえ!このままじゃ……っ!」

と、ガルドがつぶやいたその時、
ロキが一気に勝負をかける。
ふっ!

ロキの姿が………視界から消えた。


やばいっ!!!
上かっ!
後ろかっ!
それとも、………っ!

ガルドの目には全くと言っていいほど
ロキを捉えることができなかった。

完全に格上………
「天才」の名は彼のためにある。



その「天才」に、いつの間にか左後ろに
回り込まれたガルド。

ロキのその二本の剣はまっすぐに
ガルドの、そのがら空きの
急所を捉えようとしていた………っ!


ざぐっ!



・・・・・・・・


ロキの動きが完全に止まっている。

敵意は恐ろしいくらいに無くなり、
呆然と立ち尽くしているロキ………




ふと後ろを見ると………
ガルド「サヤカっ!」

サヤカの狙いすましたメーバショットが
きれいに命中していたのだ。

ガルド「サヤカ・コイナミ……っ
命令服務違反だぞ……っ!
被護衛対象を守れと…………

………だが……よくやった」

サヤカ「(*´σー`)エヘヘ

らんちちゃんも向こうにいるからね♪
大丈夫かと思ってきたよ(o^-')b

あ、ちゃんと急所は外してるので♪」


そのロキの敵意は全く無く、
呆然と立ち尽くしているのみで
メーバショットのダメージも
殆ど無いだろう。

ガルド「てか……
動きが止まったな……
なぜだ…?」

サヤカ「うーん、
わたしが撃ったのはメーバショット……
状態異常【鈍足】を付与するんだけど…」

ガルド「ふむ、そういえば、
この前の暗殺者ゼロのときも
こんな感じだったな

……あのときは……
バッシュ【気絶】か………

もしかすると、、、、
もどるぞっ!」

ふたりは大広間へ駆け出した。



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

ヴェルヌとプ・ロペシアンは
じりじりと間合いを詰めていた。


お互いに勝負は一瞬でつく。

操られながらもそこは熟練の冒険者
であるプ・ロペシアン、そのあたりは
身体が覚えているのだろう。

先に動いたほうが負け。

これはある一定以上の
熟練者だけが持つ感覚……。
ふたりは膠着状態に陥っていた。




不利なのはヴェルヌ。
慈悲心やなんやらで手を出せずにいるが、
問題は疲れ。相手は疲れるという感覚が
なさそうに見える…、

長くなればなるほど明らかに不利………






そんなとき………
奥から声が聞こえてきた!

ガルド「ヴェルヌっ!
状態異常を与えるんだっ!!

そうすると術は解けるっ!」


小さく頷いたヴェルヌは
態勢を変えずにスッと懐から
あるものを取り出すっ、、、




そして間合いを見計らって………

ヴェルヌ
「スパイクダートっ!」
ヴェルヌの数本の投げナイフが 
プ・ロペシアンを襲うっ!!


これを避けられるものなどいないっ!



しかし
相手も動くのを待っていたのだ!
その瞬間プ・ロペシアンの槍の穂先が
ヴェルヌの喉元めがけ食らいつくっ!

熟練の槍は無駄がなく的確に命を奪いに
来ているのだ。



まっすぐに向かってきたプ・ロペシアンの
槍の穂先は…………


ヴェルヌの喉から……
わずか5cmの場所で止まっていた。

その止まった穂先が僅かに揺れ、
そのままプ・ロペシアンは崩折れた。




プ・ロペシアン
「わが毛根は永遠に…不滅なり……っ」


ヴェルヌ「生きてるだろ?」

プ・ロペシアン
「ふっ」

プ・ロペシアンはサッと髪を
整えると満足げに微笑んだ。




その頃大広間では……

がちゃん!

奥に続く巨大なドアから
大きな錠前が外れるような音がした。



つづく

:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
キャスト
プ・ロペシアン
さん

【名前】プ・ロペシアン
【使う武器】槍
【得意技】
・『希望の光』  
日光をデコで反射して目くらまし
注:日中、晴れの日専用

・『毛魂の一撃』  
槍を使った至高一撃、毛根以外に貫通

【背景】
・宿敵5αリラクターゼから
世の全ての男性の生え際を最前線で守る
「Hair roots」の団長で誇り高き戦士だった。

しかし日々の戦いの中で
自分の頭皮ケアが疎かになり
自らの生え際を守れなかった悲しき男。

部下からの信頼も厚く頼られる存在だったが
自分の生え際を守れなかった事を悔やみ
副団長に任せて自分は毛根を復活させる
手がかりを探す旅にでた。

:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

って事で梟さんのパラの紹介です!

いっぱい設定決めててくれて
すごい個性的でいい感じでしたー!


さてさて、そろそろ大詰め!
また続きをお楽しみにね(o^-')b



でわでわ………

今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆


過去記事とリンク集【らんなび】

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