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Channel: 魔道士らんなのトーラムまいご日記
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531. 【らんな劇場】時駆の探童⑥ 〜キミの名は〜

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!




アルティメットチャレンジも
終わったことですし、


久々に【らんな劇場】
時駆の探童第六話を
お届けしますね!


帰る方法を探すべく、
迷宮に入るカケル!

なんでもできそうな感じで
意気揚々と単身乗り込むっ!


そこに現れたのは、
発掘ゴーレムっ。


ぴぴぴ…………

ゴーレムはゆっくりと
起動し始めていた。



でわでわ………

はじまりますよーっ!



ぶーーー(はじまる音)



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


「……………」

「…………んっ」

何か…声が聞こえる。
遠くの方から…

澄んだ鈴の音のような
優しい声…

「……………………くんっ…」

何を言ってるのはわからないけど
しきりに繰り返される声…。

…………カ…ヶ…くん…」


うん…僕?…僕のナマエ…?


急激に意識がはっきりとしてくる!


サヤカ「…カケルくんっ!」




はっ!!

目の前には身を乗り出して
僕をのぞき込む半泣きの
サヤカおねーちゃんがいた……


僕はといえば、床に寝ていたようだ。


体中が痛い。どうしてだろう………




ああ……

カケルはようやく状況を把握する。





確か…発掘ゴーレムに挑んで……

…そっか……負けちゃったんだ。





サヤカ「よかったぁぁ!」


サヤカがガバッと抱きついてくる

わんわん泣いてるサヤカに
いいようにされながら、
カケルはその身を委ねていた。



しかし

カケルの目は死んでいない。


その瞳の奥にアツい何かを
滾らせている。

まだ声変わりもしていない
その幼い声。



その声を精いっぱい
低く、さらに低く……
自らの意思を示すように呟く。



カケル「サヤカおねぇちゃん…
僕………つよく……強くなりたい!

僕に教えてよ!

強くなる方法っ!」



カケルの成長をヒシヒシと感じ…

サヤカは涙をためながら
ニッコリと微笑んだ。



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

第27特殊部隊訓練場……


その日からサヤカは、
合間を縫ってカケルに
弓を教えた。

狩りに使う師匠とは違う、
新しい戦いのための技術………。


カケルはみるみる
のみ込んでいった。


そんなある日……




サヤカ「ちがうっ!そうじゃなくて…
こっちの手がお留守になってるから…

カケル「こう…?」



サヤカ「そうそう!
そう…そのまま…

うん!いいかんじ!

そうやってすると、ターゲットに…」







ガルド
「任務中に何をしている?」

びくぅぅぅぅぅっ!


振り返らなくてもわかっている…
この声は……。


サヤカ「ひぃっ!」
サヤカはよくわからない悲鳴を上げる。
まるで全身の毛が逆だっているようだ。



ガルドはサヤカを
見下ろしながら続ける。

ガルド「教えるなら非番のときだろう…」

サヤカ「そ…その通り……です…ね」






ガルド「サヤカ・コイナミ!

貴様…たるんどる!



罰としてランニング20周…




カケル「ちょっとまって!

おねぇちゃん…名字「コイナミ」なの?


恐る恐るサヤカは聞き返す。
サヤカ「そ…そうだけど…



カケル「僕もなんだ…

僕の名字は「コイナミ」…

コイナミ・カケル…なんだ」





サヤカ「えぇぇえΣ(゚ロ゚」)」

…とゆーことは…っ

キミは……わたしの…っ





………




おじいちゃん…っ!




カー。(カラスの声)





全員がその場に硬直した。


つづく



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


はい!

驚愕の事実が明らかにっ!
何代前の祖父なんでしょうかっ?!

もしかしたら……
タイムパラドックスなんか
起こっちゃったりして……


若干12歳のおじいちゃん。

まだまだひと波乱…
ありそうですね(o^-')b



でわでわ………

今日はこのへんで♪


またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆


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