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Channel: 魔道士らんなのトーラムまいご日記
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1014. 【らんな劇場】守護りの軌跡⑮ 〜責 任〜

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!



ちょっと寝不足つづきなんだけど
昨日はしっかり寝たのですよー。
ちゃんと劇場セットしてたからね(o^-')b


ということで、

【らんな劇場】
守護りの軌跡第15話を
おとどけしまーす!

ウィルの静止を振り切り駆け出す
らんなぱぱシュンラン。
果たして女性の子どもは無事なのかっ!


それでははじまりまーす♪



ぶーーーー(はじまる音)


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

ソフィアにひときわ大きく
声が響いた。
シュンラン「いっくぜーっ!」

真っ直ぐに走り出すシュンランは
止める間もなく見えなくなった。



ふぅ………
ウィルは軽くため息をついた。

何も聞かずに駆け出すのはアイツの
悪いクセだ………。

アイツは
もう少し状況を把握してだな……



って奴に言っても無駄か……





そんなことを考えていると、
助けを求めてきた女が
振り返りもせず口を開く。

女性「貴方は……追いかけないの?」

ウィルは軽く身構えつつ、女に向かい
言い返す。

ウィル「あんたこそな……

そんなにのんびりしてていいのかい?
てめえの子どもの事だろ?

女性「ふふ………勘がいいのね……
長生きしないわよ。そんな事じゃ……。

貴方のお仲間……今ごろ…?フフッ」

そう言うと女はぽふっと
煙を残して消え去っていった。


ウィル「ちっ!シュンっ!

ウィルは舌打ちし、
小屋の方面に走り出す。

アイツなら大丈夫…大丈夫……っ!
そう念じて走るしかなかった。




そういえば………

ソフィア中心で
冒険者の失踪事件が散発していた。

割と腕の立つと言われる冒険車でも
急にいなくなるため冒険者の間では
不安が広がっている。

最近はなかったはずなのに………




そんなことを考えながら
例の場所に到着したとき、
ウィルの胸騒ぎは杞憂であることが
わかり、ホッとして声をかける。




ウィル「取り越し苦労だったな
まぁ、てめぇがやられるわけないか」

シュンランの足元には、何匹かの
魔物と、魔族が横たわっていた。
シュンランは無言で魔物を見下ろし
微動だにせず固まっている。

ウィル「おい……だいじょうぶかよ?」

そんな問いかけにシュンランは
ほとんど動かず下を向いたまま
ぼそっとつぶやいた。


シュンラン「ウィル………すまん。
しくじってしまったぜ………

この魔族、そこそこ力のあるやつだっ
ようでな………倒す直前に【シルシ】を
つけられちまった…………。

ウィル「印?そんなもん………」

と言いつつ、
ウィルは( ゚д゚)ハッ!と気づく。



シュンランはウィルをしっかりと
見つめ軽く頷き、話を続ける。

シュンラン「家に帰ると、ゆうらんや
子どもたちに………(ㆁωㆁ*)

あいつらを危険にさらすわけにはいかない。
たのむ、俺は死んだことにしておいてくれ。

特にらんにゃは調べだすと、
止まらないからな………

もし嗅ぎつけて
危害でも加えられたら…!


お前は……………


アイツをそばにおいて
見張って欲しいんだ。


ウィルはその突拍子のない話を
信じられずにいた。
いったいどうすれば………っ。



ウィルは混乱する頭の中……



どうしても解決できない疑問に
行き着いた。

ウィル「お前は…………っ
これからどうすんだよ!」



シュンラン「あそこに奴らが通ってきた
何かのゲートがある。

とりあえずアレに潜入して
全部潰してきてやるさ。




そして……これが消えたら………
帰ってくるさ……」

シュンランは肩のとこについた
紋様を憎々しげに見下げた。

赤い……赤い血のようについた
禍々しい紋様…………。

それが……魔族の目印………


ウィル「そんなゲート入らずとも
しばらく身を隠しとけ!
俺がサポートしてやるからっ!」

その申し出にはシュンランは

ふるっと首を振り…
すべてを悟った目をして
真っ直ぐにウィルの目を見てきた。

シュンラン「家族を………頼む」

そう言い残し、
奥のゲートに飛び込んだ。


ウィル「おいっ!待てって!」

ゲートは紫色の禍々しい色を放ち、
シュンランを飲み込むと、
すぐに小さくなり………消えた。

そこにはなにも。
シュンランの生きた証もなにもかも
残らなかった。



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

季節は巡り…………


あれから3回目の冬が来た。

雪は汚れたものもきれいなものも
すべて平等に覆い隠す。


ウィル「アレから3年か………

みんな……元気に過ごしてるぞ。
お前は……どうなんだよ………



ウィルはヤツが好きだった、
あの酒をグラスに注ぎ…
お墓の前に置いた。
グラスに注がれた酒が
すぐに冷たくなるような
さむい、さむい冬の朝だった。


つづく


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

はいっ!
シュンランとウィルのお話ですね。
ぱぱがいなくなった原因は
こんな感じでした(。>﹏<。)

はたして、ぱぱは
どこに………?!

そしてその前に
生きているんでしょうか………っ!!!


でわでわ………

今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b


またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆



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