おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!
昨日はほとんど入れなかったので……
またまた!
守壁の友嬢第3話をおとどけします!
らんにゃのピンチに何もできなかった
ミツキ。
素材集め用ヒト型魔導具であった
ミツキはココロを持ちはじめ、
生まれて初めての「悔しさ」を
感じ始めていた。
ミツキのその脚は…
まっすぐにマスターの元へと
むいていたのであった。
でわでわ………
始まりまーす(o^-')b
ぶーーーー(はじまる音)
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
冷たい風がいつも吹く岩戸。
何度来ても慣れることはない
この雰囲気。
素材を集めるといったマスターの
オーダーに背き、自我を持った
ミツキには、
どうしてもその負い目がある。
しかし、
いまはそんなことは言っていられない。
ミツキは勇気を振り絞って
声を上げた。
すると…
ひゅぉぉぉぉぉう
ひときわ大きな風が吹き抜け、
女帝メザルーナが姿を現した。
透き通った身体は、この世にもう
いない事を意味しているのか……
女帝は重々しく口を開いた。
メザルーナ「どうした………?
ふむ……
ミツキであったかな。お主の名は。
…ここに帰りたくなったかぇ?」
威厳たっぷりにいうメザルーナだが
心なしか目は笑っているようにも見える。
これに、ぷるぷると首を振るミツキ。
そして、
そのまま黙りこくってしまう。
しばらくメザルーナはミツキの様子を
眺めていたが、すぅーっと地面の上を
滑るようにミツキの側に寄り………
優しく声をかけた。
メザルーナ「どうした…?
言ってみるのじゃ」
…………………。
長い沈黙の後
ミツキは意を決したように口を開いた。
ミツキ「マスター、
わたし…強くなりたいデス
らんにゃ…を守れなかった…デス
わたしのいまの魔力では……っ
何もできなかったデス!」
メザルーナは、ほう…と
感嘆の声を上げた。
この短期間に様々な「感情」を
身につけている。
全く持って興味深い。
メザルーナ「ふむ。もともと……
おヌシは素材集め用の、
ヒト型魔道具じゃからな。
魔力はたかが知れておる。
自分の限界値を超えるほどに
魔力を高めるのは無理…じゃな」
ミツキはがっかりしてうなだれた。
しばらくの沈黙………
静かな岩戸にまた小さく風が
吹き抜ける。
その風はミツキの髪を撫で、
声を出すきっかけを促すように
後ろに吹き抜ける。
ミツキ「……………らんにゃを……
………守りたい………デス」
ぼそりと呟くミツキをなんとも言えぬ
表情で見下ろすメザルーナの表情。
例えるなら。
それはまるで……
悩んだ我が子を見る母親のよう。
自分自身にもまた別な感情が
沸き起こってくるのを彼女は
感じていた。
なんとか……
この子を救えないだろうか………
!!
女帝はふとあることを思いついた。
これは………少し危険だが…………
いったんは首を横に振った女帝だが、
まっすぐにこちらを見つめる
ミツキを見て心を決める。
メザルーナ「ミツキ…」
メザルーナは手の平を上に向け
何やら呪文を唱えると、
小さな光の珠を産み出した。
それはくるくると周り、
それはまるで女帝の手のひらの上で
踊っているようにも見えた。
メザルーナ「これは、
新しい魔力の魂だ。
気をしっかり持つのだぞ。
少しでも怯むと、意識を
持っていかれ………
いや!
ミツキ、お主なら大丈夫じゃ!
らんにゃを……っ!
お前のトモダチを
強う想うのじゃっ!」
ミツキ「が……がんばるデス………!
らんにゃ…らんにゃ………っ!!!」
ミツキは目を閉じ、一心にらんにゃの
姿を思い浮かべる!
どんなに強い敵でも………
ぜったい………わたしが……守るデス!
らんにゃ!
メザルーナ「ミツキ…っ!
跳ね返すのじゃ!」
女帝はミツキの方に向けゆっくりと
杖を突き出すと…
光の珠はミツキの方に、
ゆっくりと飛んでいった。
つづく
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
はい!
ミツキはこの魔導弾。
受け止められるのでしょうか。
女帝ですら初めての試み。
果たして結果は…………っ?!
じかいもおたのしみにね(o^-')b
でわでわ………
今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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