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Channel: 魔道士らんなのトーラムまいご日記
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908. 【らんな劇場】守護りの軌跡⑫ 〜侵 入〜

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!




はい!
今日はだいぶ止まってた
【らんな劇場】メインストーリー2
守護りの軌跡まもりのきせき
をお送りします!


依然父親の行方はヒントすらつかめず…
家族は途方に暮れていた。
しかし…本物ではなかったとしても
現実に見た父親の姿は、らんなたちに
わずかな希望を与えてくれていた。



それでは
はじまりまーす!


ぶーーーー(はじまる音)


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:



………あれから1ヶ月が過ぎた。

秋もさらに深まり、朝晩はてぶくろが
いるかどうか悩むくらい。
木々の葉も色づき始め、紅葉の片鱗を
見せ始めていた。



そのなかで、らんにゃはずっと
自室にこもり食事も部屋の前に
置いているものを食べる生活。





ゆうらん「また……」



ゆうらんは小さくため息をつく。

もう…いつもこうなんだから。



ここ最近は
1週間も自室にこもりっぱなし。

かといって家族に会いたくないだとか
そういったことではない。



大きな謎に立ち向かい、
何かをつかめそうなとき………

外界をシャットアウトしてしまうのだ。




一通りの家事をこなし、小さく「はぁっ」
とため息をつき、



今日こそちゃんと言わないと…と
意を決してらんにゃの部屋のドアを開ける。



ゆうらん「いい加減にしないと
身体こわs……」



そこまで言うとともに
ゆうらんの動きが硬直する。







ゆうらんの目に飛び込んできたのは
部屋中に散乱したおびただしい数のメモや
書類の残骸と…
………空っぽの部屋だった。







:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


そのころ…
らんにゃは部屋を抜け出し、

夜の図書館にいた。

昼間でも充分に静かな空間ではあるが
夜になるとその静寂は更に増す。

針が落ちてもわかる…とはよく言ったものだ。




それくらいしずかな、静かな空間。

そんな中でも、猫のように歩みを
進めるらんにゃの足音は、
微かにでもすることは無い。

それが、らんにゃの
『ケット・シー』たる所以である。



……やがてらんにゃは足を止める。

ここはすでに
「閲覧禁止」スペースである。



いままでに2回も警報装置を作動させてきた
らんにゃなのだが、もうそんなへまはしない。



もうここの警備システムは
熟知してしまっていたのだ。






薄暗い本棚の間を歩くらんにゃ。

まっすぐに向かったその先にあるのは
………1冊の本。



【異界の魔王】に関する禁書であった。





その書を手に、閲覧禁止エリアを
抜けたとき…………





!!!
ふいに背後から気配を感じる!
今まで……何も感じなかったのに…、




いや、背後に気配を感じている
らんにゃではあったが……

慌てて振り向くことはなかった。



それはもう予想してたとばかりに。

そのまま…
背を向けたまま……


後方の目標に対し言い放つ。
らんにゃ「やはり………来たんだね」

???「・・・」





手が届きそうもないくらい
高い明り取りの窓から…

雲に隠れていた月が、
ゆっくりとその姿を現す。




その淡い碧い光は図書館内を
薄っすらと照らしていく。

その雲のヴェールを脱ぐとともに
らんにゃの背後の人影も
ゆっくりとあらわになっていく。





その姿が見える前に…いやむしろ
ここに来ることを知っていたかのように

らんにゃは振り返り、
その人影の名を呼んだ。




らんにゃ「来ると思ってたよ…


……ウィル!」
月の光は、相棒の姿をくっきりと
映し出していた。


つづく



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
はいっ!

そこに現れたのは、なんと
相棒の『ウィル・オー・ウィスプ』
ウィルだった。

らんにゃの前に立ちはだかる
ウィルの目的とはっ?!


次回をお楽しみにね(o^-')b




でわでわ………

今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆


過去記事とリンク集【らんなび】

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