おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!
さてさてきょうは
師道の源流をお送りします(o^-')b
メインストーリーで出てきた
あの人やこの人。
そしてメインストーリー第二章にも
関わる存在……
あの人たちの出会いのお話です。
それでは少し前にさかのぼって…………
ぶーーーー(はじまる音)
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---数年前---
「いらっしゃいませー!」ペルルの
元気な声がする。
メイン通りは冒険者や商人であふれ、
大きな活気に包まれている。
すっかり秋の装いに包まれた
ここソフィアではそろそろ
ハロウィンの準備に取りかかられていた。
しかし…この時代…。
華やかな表通りと違い、残念ながら
ここソフィアに、
闇の部分が存在していた。
メイン通りから少し離れた裏通りには
ゴロツキどもが占領するエリアがあり
極悪非道、血も涙もないとうたわれた
【竜の爪】という名のグループが
このエリア一帯を占領していた。
ここへは………
衛兵ですら立ち入らない。
住民も決して足を踏み入れない。
治外法権が成立しているかのような
一角となり下がっていた。
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酒場「アルタイル」
表通りの端に存在する
安いながらうまいと言われる店。
ちょうど冒険に必要な雑貨屋さんに
近いということもあり、けっこうな
賑わいを見せている。
カランカラン…
酒場のドアが開けられ、
大柄で黒髪の男がぬぅ…と現れる。
……特に客たちの様子に変化はない。
ここにはいろんな人が来る。
酒場のマスターはグラスを拭きながら
男に問いかける。
酒場のマスター
「いらっしゃい…
見ない顔だが何にする?」
???「エールを……」
ぼそっと注文する男を
マスターは訝しげながら用意を始める
カチャカチャと最小限の音をたて、
手際よく注ぐその流れは、見ていて
美しく、それは長年の賜物であろう。
マスター「ほらできたz・・・・・・」
カシャーーーン
言いかけたマスターが硬直し、
乾いた音を立ててグラスは床に砕け散る
マスターが凝視しているのは入口
肩についているのは竜を模したタトゥと
その上の爪のマーク…。
マスター「竜の…爪……」
がたがたがたっ!
蜘蛛の子を散らすように
他の客たちは料理もそのままに
逃げ出していく…
マスター「おいっ…あんた……!」
マスターが小声で囁く。
何やらかなり焦っているようだ。
ガルド「………ガルドだ」
しかしガルドは落ち着き払い
静かに返す。
マスター「早く逃げなって!
ここに奴らが来たら
みんな出ていくことになってんだ!」
ガルドは面倒くさそうに振り返り、
【竜の爪】だという輩をちらっと
一瞥しただけで
また前に向き直る。
ガルド「マスター…エールだ」
がたがたがたっ
もう堪えられなくなったのか
マスターは、店の奥に引っ込んだ。
そこには【竜の爪】の二人組と…。
ガルドだけが残された。
ガルド「まぁいい…自分で注ぐか…」
ガルドはマスターが残していった
エールの瓶を傾けてグラスに注ぐ…。
すると突然…っ!
がしゃーーーん
ガルドの頭部めがけ、瓶が振り下ろされた。
砕け散る瓶…。
撒き散らされる高価な酒…。
ガルドのこめかみのあたりから
血が小さく伝う。
竜の爪手下A「貴様…よそもんだな…
まぁいい。
これからこうなりたくなければ
肩のこのマークを見たら
速やかにここを出ろ。
そうすれば命だけは助けてやる。」
後ろで笑い転げる手下B。
しかし…
ガルドは座ったままゆっくりと向き直り
ガルド「酒がこぼれちまったじゃねぇか
もったいねぇ…
ちったぁ静かに飲ませろよ。
クズめ…。」
竜の爪手下「なにぃっ!」
最後の単語に過剰に反応する手下達。
手下は腰に手をやり、シャキンと音を立てて
獲物を抜きさる。
しかし、
素人目に見ても剣術とは程遠い
姿はガルドにさらなる余裕を持たせた。
椅子に座ったまま全く動かない
ガルドに業を煮やし………
手下は「死ねっ!」と
剣を振りおろした。
がきぃっっっ!!!
しかしその剣は完全に受け止められた
1mmも動くことなくがっちりと。
しかも…ガルドは座ったままだ。
手下A「ぐっ!」
手下B「てめぇ!」
そこへ手下Bが突撃してきた!
がら空きのガルドの脇腹めがけ
拙い剣を叩き込むっ!
…が
どがっ
丸太のような太い脚に腹をまともに
えぐられ、そのまま壁に激突して
静かになる。
ガルド「静かに酒を飲ませろ…
聞こえなかったのか?」
手下A「貴様…
俺たちは【竜の爪】だぞ!
わかっているのか!?」
剣を掴まれ、びくともしない剣を
僅かな抵抗で下に押し込みながら
手下は強ぶっている。
しかし…
ガルド「知らん!」
ガルドはその一言を発すると
そのわめきたてる手下Aの前に
ゆっくりと立ち上がった。
ぐんぐんと大きくなる
その想像以上の大きさに
手下はひるむ。
明らかに手下Aよりも二回りも大きい
その身体は鍛えられており…
明らかに一般人ではない…。
手下Aに焦りが生まれた。
手下A「た…ただで済むと思うなよ
アジトに行けばお前なんて……っ!」
ガルド「ふっ面白い。潰してやるぜ
案内しな………」
酒場を出たガルドたちは
例の裏通りに消えていった。
つづく
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
はい!
少し昔の血気盛んなガルドですね。
やけに余裕のガルドですが
勝算はあるのでしょうか??
ちょっとスクショ少なめだけど
なかなかうまく撮れなくて(。>﹏<。)
メインストーリー途中だけど、
新シリーズ入れてみましたー♪
とりあえずこんな感じで(o^-')b
でわでわ………
今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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