おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!
今日は【らんな劇場】
慍掟の踉返第5話をお届けしまーす
【あらすじ】
暗殺者として幼い頃から育てられたアメリア
暗殺に失敗し、組織に追われる身となったアメリアは単身組織に乗りこんだ!
しかし……背後の扉が閉まり、閉じ込められたアメリア!
どうなっちゃうの?!
緊迫の第5話
スタートなのです〜。
男『久しぶりだな、晦冥のマリー
来るのは……すでにわかってたぞ。
それも一人でな……?』
何度も聞いたその低い低い声やその顔つきには、その男の今までの悪事が年輪のように重なっているようにも思える。
そんな男に怒りの感情を込めてアメリアはその名を呼ぶ……!
アメリア
『ヴィフダイン……っ!』
ヴィフダイン『ほう……呼び捨てか……
【様】はどうした?うん?』
ザッ!!アメリアはそれには答えずスッと小さく動き、太ももホルダーに刺さっている投げナイフを『声』に向かって投げつける。
が……それは無情にも、カンっと音を立てて弾き返された。
ヴィフダイン『はぁ………
ここに来れば何かが変わると思ったのか?
……うん?』
ヴィフダインは、アメリアの僅かに残る反骨心をいたぶるように言葉を投げかける。
アメリア『くっ!』
アメリアはもう理解していた。
流石に対人スキルでは……残念ながら勝てる要素は全く無い。
在籍中の訓練中、何度もPvPトレーニングで対戦したが……キズ一つ負わせることすら一度たりともできてはいない。
さらに、、
相手から発せられる【圧】が半端ない。
例えるなら、この感覚は………
【捕食者】と【被捕食者】のソレ…!
殺られる……っ!
背筋が寒くなり、全身から汗がでる感覚……
しかし……!
アメリアはやるしかなかった。
アメリア『ぅ……うわああああああっ!』
アメリアは地面を蹴り、真っ直ぐに『標的』に突進する!
……がヴィフダインは微動だにしない……
強者の余裕………?
このまま行っても勝ち目はないことは、さすがのアメリアでもわかっている。
でも!
たっ!
アメリアの持ち味は変幻自在のその跳躍力。これはまだ……コイツは知らないはず!
いったん地面を蹴り、飛びかかると見せかけて、ダッキングしてしゃがみこむ。
左にそのまま低く跳躍して……この段階で哀れな犠牲者はアメリアの姿が消えたように思うだろう。
慌ててその姿を探している僅かなスキには喉笛に赫いダガーが、突き刺さっている……。
カモシカのようなバネの脚力から鋭く差し込む赫い光刃……!
スキル、フローティングキックを利用した赫い刃は、その『標的』憎き首領ヴィフダインの喉へ吸いこまれるように真っ直ぐに迫っていった。
アメリアが勝利を確信した時、ヴィフダインが少しだけ………動いた。
『ぐぅはっっっ!!!』
アメリアの赫いダガーが喉まであと5cmという時、突然上半身が潰されるような大きな衝撃が襲った。
そのまま部屋の反対側までふっ飛ばされたアメリアの肺から、喉から……身体の中に貯めていた全ての空気が強制的に吐き出された!
池の鯉の如く、アメリアは空気を求めて口をパクパク動かす…
肺に空気が入っていかない……!
はうっ、はうっ!
息のできないアメリアの髪を掴み、そのまま引き上げ地面に叩きつける……っ!
ガンッ!ガンッ!
無防備なアメリアの身体は床に激しく打ち付けられ、鈍い音が何度もあたりに響く。
地面を這いながら息を整え……ゼェゼェと空気を貪るアメリアに、さらに蹴りを入れる首領。
ボロボロになり、部屋の端まで転がされたアメリアには……もう抵抗する気力は残っていなかった。
もう腕も上がらない。なにも…できない
ヴィフダインはこれほどまでに強かったのか…
己の無力さに、情けなさに……
悔しさがどんどん込み上げ、
涙がつ……と、流れるのがわかった。
お前のは、とうに枯れたと思っていたよ。』
……珍しいものを見たという顔をしたヴィフダインだったが……
フッ……と真顔に変わった。
腰から大きめのナイフをスラリと抜き放つ……
アメリアにはもう何もできない。
アメリア『ち……くしょ…』
涙をいっぱいに貯めた憎しみを込めた目でヴィフダインを睨みつけ……やっとの想いで紡ぎだした最期の言葉。
その言葉でさえ否定するように、冷ややかな目で吐き捨てるように言い放った。
ヴィフダイン『最期の言葉がそれか……。
残念だが…
俗に流されたアサシンには用は……ない』
そのままアメリアに振り下ろした!
つづく
【次回予告】
ナイフを振り下ろれた絶体絶命のアメリア。
そこにぼやっと現れた謎の人影。
はたして敵か…味方か……?
『エイエンノ、亡霊』
お楽しみにね(o^-')b♬
昨日はずっとスキリセの修正してました〜。
もう劇場出す予定だったからね(*´艸`*)
明日の夜はビモチャン!
明後日がマジブレ(予定)
皆さん用意はいいですかー?
でわでわ……
今日も元気に
行ってらっしゃーい♬
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆