おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!
今日は【らんな劇場】
慍掟の踉返第4話をおとどけしまーす
【これまでのあらすじ】
追手から逃げるアメリアは途中で力尽きてしまう。倒れたアメリアを連れ帰った情報屋らんにゃとウィルにすべてを話し、眠りについたアメリア。
そして芽生える『ある決意』とは!
それでは第4話始まりまーす。
ぶーーーー(はじまる音)
数日後
このまま……ココにいるわけにはいかない。
アメリアは自分に言い聞かせた。
今はまだバレていないハズだけど、このまま居るとここにいる他の人にも迷惑がかかる。
幸い、長女とメガネの長身の女性にしかわたしのことは知られていない。
見つかる前に『ケリ』をつけなくちゃ……
傷が癒えたアメリアは手紙を書いた。
ひと通りのお礼と、警告文。
ミグェルの事は名前も含め、絶対に口外しないように、と。
この娘たちを危ない目に合わせられないしね…
まぁ……あの男………ウィルは
元々ミグェルを知っていた(なんならわたしよりも知ってる?)ようだったけど…………
ふたりがいつも様子を見に来る時間よりも、ずっと前にアメリアはそっと家を出た。
行き先はもう決まっている。
エルギム・アカデミー。
そんな様子をチラッと横目で見ながら、アメリアはその施設の横を通り過ぎた……。
その日の夜
アメリアは戦闘服に着替え、ここにいた。
久しく袖を通していないこの戦闘服。
人を葬るために最適な機能性と色。そして布同士の擦れ合う音がしない特殊な素材。
これも……ミグェルの産物なんだよね……
【耐震基準を満たしていないということでずいぶん前に使われなくなった。
『近づくとあの世に引きずり込まれ、帰って来れない』など、いつしか怪談話がつきまとう、今は寂れた旧校舎………】
………という設定だ。
しかし本当に行方不明者が毎年出ているというから生徒たちは恐れて近寄らないのだ。
そのためなのか何なのか、夜になると本舎には居ない見張りが……
不思議なことに旧校舎には、何故か…居る。
ガラの悪そうな顔つきをした男はあたりを見回し、警戒していた。
突然っ!!
ひゅ……っ!
断末魔の声が出ることがないように、一瞬で急所を突き………見張りを昏倒させるアメリア。
まぁ…たいてい……
暗殺能力がない人材が見張りをしているもの。
体術や攻撃能力、そんな能力が高い人材は年齢や経験関係なく実際に『シゴト』をする人物として起用されていく。
こういった見張りは最低限『異常を察知し、騒げさえすれば良い』のだが……
…この見張りは、最低限のことすらできなかったというわけだ。
(頭領に近づくほど………
取り巻きも強く……なるんだけどね……)
アメリアは自問自答し、闇に紛れながら頭領の部屋へとたどり着いた。
頭領に一気に近づきナイフを突き立てる………』
そんなイメージを膨らませ何度か頭の中で反復する………。
アメリア『よし……』
まとまった!
アメリアは息を吸い行動を開始した!
周りを見回し状況を整理するっ!
部屋の中には誰もいない…この大きめの部屋に誰もいないことなんて一度もなかった。
王立軍が動いてこのアジトを捨てた?
それとも何かの用事で………
べんっ!
さっき開けたドアが閉じられた!
アメリア『し……しまった!』
ガチャガチャガチャガチャ…!
慌ててドアを開けようとするがドアはびくともしない!
『久しぶりだな……晦冥の、マリー?』
聞き覚えのある……嫌な声が館に響いた。
つづく
【次回予告】
来ることを察知されていたアメリア!
罠にかかり館に閉じ込められたアメリアに『あの男』が立ちはだかるっ!
アメリアは【自由】を手に入れることができるのかっ?!
お楽しみにね(o^-')b♬
今回の劇場、ちょっと変わってたでしょ?
今回はシルエスカさんにマイルームで舞台【エルギム・アカデミー】を作ってもらい、予告編のこの男はアイオールさんに作ってもらったんですよね(o^-')b
昨日ご紹介したらんな劇場プロジェクトチームはこれをきっかけにしてスタートしました!
本当にアカデミーまるまる作ってくださったので、全部紹介したいくらいです♬
これからのらんな劇場もお楽しみにね(o^-')b♬
でわでわ……
今日も元気に
行ってらっしゃーい♬
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆
バックナンバー
内容を最新版にしましたよ〜♬