おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!
さてさて、ある程度目処がついてきたので……
きょうは…新【らんな劇場】
をお届けしまーす♬
前回の晦世の惨冥は謎に包まれてたニコニコメイドさん、アメリア過去編でしたよね。
今回はさらにその続き!
まだ前回見てない人や、忘れた人は上のリンクから見に行ってくださいね(o^-')b
それでは始まりまーす!
らんちの渾身の一撃っ!
『腰』を入れた本気の拳。
殺人的な回転も加わり、当たれば強靭な意識をも刈り取るほどだ。
しかし……
当たらなければどうということはない。
それを目の端で捉えながら、なぜからんちは小さく笑う。『かかったっ!』
そのリアル拳を振りぬいた瞬間っ!
らんち『や………やったかっ!』
?『……アシュラオーラ、か。
「まぁまぁ」やりますね』
声の主はニコッと微笑んで一撃目をAvoidした
あと残りの拳はすべて空を切る…!
カッチーン!
らんち『「まぁまぁ」…だとぉ!
それならっ!
シールドチャージ!』
一瞬フェイントを入れてるから、まず避けられないはずっ!
これを避けられるのは神か悪魔か……
それとも………海に出ると言われていた……
アレ……
らんち『……幽霊かよっ……』
おおよそ戦闘するつもりもない、そのヒラヒラのメイド服が鼻につく。『ハンデですよ』と言わんばかりのメイド服はどこも汚れた様子はない。
言い終わってひと息つき……
ほんの一瞬だけアメリアの目が細くなったかと思った瞬間……
ドンっ!!!
らんちの身体はわけのわからない方向にふっとばされていた。
アメリア『まったく……懲りませんねぇ……
これで47戦47勝ですよ?』
ぜったいに……勝てないってば……。
そう……何度も……
数年前
はぁっ!はあっ!
暗い地下水路の少し広くなったスペースで肩で荒い息をする青髪の女性。
そして今着ている『シゴト着』も………
ドロドロで、変色し、もうどちらの血なんだかわからないひどい状態だ。
こく……
喉に溜まった唾液を飲み込むと血の味がする。
口の中を切ったか…
さっき油断して、一撃もらったから……
そう。
あれから何度も刺客に狙われ続けているのだ。
しかし…
アメリアには好都合だった。
わんちゃん…忘れてくれてるかもしれない。
風のうわさではワケアリの冒険者が集うシェアハウスにいるとの事。
流石に海千山千の冒険者には組織も表立って襲撃はできないし、相手が悪すぎる。
冒険者には【GORILLA】と呼ばれるとんでもなく強いものもおり……いかにミグェルといえどもまとめて返り討ちにされることもあるからである。
………たったったっ……
遠くからまた足音が聞こえる。
アメリア『またっ?!』
ボロボロの身体を起こし反対側に逃げる。
アメリアへの追手の数は日を追うごとに増えていった。
つづく
【次回予告】
疲労も精神も限界状態のアメリア
生き延びるために意識を繋ぎ止め、ボロボロの身体にむち打ち、再度逃亡を試みる!
第二話『キエイク、意識』
お楽しみにね(o^-')b