おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
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らんです!
今日は【らんな劇場】
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穏娘の知真おんこのちしん
第8話をお届けしまーす♬
叩くほどに硬くなり、しかも回復もするヌーレトース。その状況を打破するのは……あの娘っ?!
第8話スタートなのですっ!
ぶーーーー(はじまる音)
そういえば……
ヌーレトースの体表が柔らかくなった理由……
これには心当たりがある。
でも……
いや……ありえない。
しかし……
絶対にここにいるはずのない……
わずか七歳の少女の名前をヴェルヌは叫んだ。
ヴェルヌ『うらんっ!!』
そこにはイタズラが成功したかのように嬉しそうに笑う、うらんの姿があった。
見まごうはずのない小さな身体には、幼いながらも戦闘の準備は万端。
こう見えても死線は何度もくぐっているのだ。が……
ヴェルヌ『どうして来たんだ!
家で待ってろと言っただろう!!』
子ども相手に怒鳴りつけるヴェルヌ。
そんなうらんは、その気迫に一瞬怯むが……
ニコッと笑い、だいじょうぶ!
とばかりに健気に微笑む。
うらん『なにか…いやなよかんがしたの
みんながこまって、けがしちゃうよかん。
あたしがいかないと、だめなきがして…』
たしかにそうだ。
うらんかいないと倒せないかもしれない。
でも…、でもっ!
『もう、失うのはイヤなんだっ!
何も…何も
失いたくないんだ!』
ヴェルヌの腹の底から引きずり出すような魂の叫び。
過去のトラウマか、秘めたる思いか。
そんなヴェルヌをふしぎそうに見上げるうらんは、ヴェルヌの瞳の端に異変を感じる。
うらんは…
みんなに聞こえないように小さな声で聞いた。
普段から感情を表に出さないヴェルヌ。
そんなヴェルヌの涙にうらんは固まっていた。
ヴェルヌ『むかし……
ひとり……死なせちゃったんだよ……
私には……人は守れないんだ!』
そんなヴェルヌを慰めるようにうらんはその小さな身体でヴェルヌを包み込む。
うらん『だいじょうぶだよ…
べるぬさんは、そのやりで、たたかってくれてる!
てきを、たおすことも、
みんなを、まもることになってるんだよ』
ヴェルヌ『………うらん…』
ヴェルヌはその小さな手のぬくもりをかんじ、そっとその手を包み込んだ。
見上げて微笑むうらんに、ヴェルヌはなんだか救われた気がした。
がきっ!
ごんっ!
その間も戦闘は続いている。
ガルド、らんち、サヤカ、らんなの4人パーティでなんとか持ちこたえているが……。
時折来る魔力高めの回復がとても厄介だ。
そんななか……
ふとうらんが何かに気づく。
( ◉ω◉) ジーーーッ
誰も…そう誰も気づいていない。柱の陰。
そこで何かが、確かに……うごいた!!
うらん『ちょっと……まってて!』
ヴェルヌ『おおい!』
子どもながらにうらんの走る速度はとんでもなく速い。すばしっこく岩や間をスルスルとすり抜け、目標へと近づいた!
ミッタートレー!?
うらん『きみかぁ〜!いたずらしてたのは!』
ミッター『みゅっ?!』
あわてて飛び上がり走り出すミッタートレーは一目散に逃げ出す。
うらん『まてまて〜っ!』
ミッター『みゅみゅーっ?!』
大人たちの激しい戦いをよそに、壮大な追いかけっこが始まった!
うらんも素早いのだが、曲がりなりにもモンスターである。ニンゲンの能力以上のものは持ち合わせている。
くねくねと振り切るように走り、柱を急角度で曲がり翻弄する。うらんはうらんで先回りをしようとしてみたり、ピッタリとついていっていた。
追われている間は回復ができないはず……!
と思ったのだがミッタートレーは器用に身体をひねり、ヒールをかけている。
このままではっ!
ふと、うらんが追うのをやめた。
ミッタートレーと反対側に向かって走り出す。
と、視線をヌーレトースに向ける。
もう一度小さな前足で印を結………
うらん『つーかまえーたっ!』
満面の笑みで『にぃぃぃっ』と笑ううらん。
うらん『みてーっ!つかまえたよー!』
しかし……
なぜか動かなかった。
はいっ!
第8話のお届けです〜。
今回のボリュームは2話分あったかも(*´艸`*)
分けても良かったんだけどね。
ちょっと中途半端だったのでまとめちゃいました。
ヴェルヌの動けない理由とは……?
緊迫(?)の第9話お楽しみにね(o^-')b
でわでわ……
今日も元気に
行ってらっしゃい♬
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆