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Channel: 魔道士らんなのトーラムまいご日記
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2370.【らんな劇場】穏娘の知心③ 〜裏切の焔〜

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!




今日は【らんな劇場】
穏娘の知真おんこのちしん
第3話をお届けしまーす♬

まだ子どものシャルロッテになつかれるヴェルヌ。
初めての遠征になるシャルロッテはとても浮かれています。

さて、何か嫌な予感がしますね…



でわでわ………はじまりまーす!



ぶーーーー(はじまる音)








運命の日

一行はルージオに向けて歩を進めていた。


新人たちも初めての遠征で浮かれている。たしなめる教育係と、一緒になってはしゃぐ教育係。


つい、シャルロッテを連れてきてしまったが……

ほんとうに良かったのだろうか………





やがて目的地のルージオの街についた。

特に異変らしいものは感じられない。ここで異変が起こっているとすれば、特殊部隊がココにいること自体が異変とも言えるであろう。


特殊部隊の団体がフル武装でルージオの街にいるのだから。



そういえば……

指令書らしいものは本部から来てなかったような。 まぁあのジンバ隊長が見せるわけないが…。



なんだ……


なにか嫌な予感が………



ヴェルヌは胸の奥に重く居座り続ける違和感を押し殺していた。




シャル『……?』

(先輩……?どうしたのかな……)


やがて36番が中央に集まり、ジンバ隊長が中央にノシノシと上がってきた。


すぅ……と大きく息を吸い込んだかと思うと、



突然!!

ジンバ隊長が大声を上げた!

ジンバ『さぁ……!

ショータイムだ!


お前ら暴れやがれ!皆殺しだ!

ぐはははははははははははっ!』


高らかに笑い声を上げる隊長だが、周りにはターゲットらしき敵は誰もいない。


隊員がジンバに問いかける。


『隊長っ!目標(ターゲット)がいません!』




ジンバは面白そうに舌なめずりをし……

ニヤけきった顔を突き出して……

ジンバ

『お前らがターゲットだよ!』




途端にあたりが暗くなり、魔界へのゲートらしきものが開いていく。そこからはおびただしい数の魔物が出現した!


ジンバ『さぁ、暴れろっ!』



ルージオは混沌と化した。



怒号、悲鳴、武器のぶつかる音。

逃げ惑う新人たち、戦いを挑むものもいたが次々にやられていく。何体かは返り討ちにしたのだが、次から次へと湧いてくるからキリがない。


ジンバの横に現れた1匹の高位魔族がジンバに手をかざし契約を交わす。



いったんはうずくまったジンバが大きく咆哮すると

ジンバの身体がどんどん異形に変化していく!

ジンバ『コレだっ、このパワーっ!!!

溢れる……溢れるぞぉっ!!!』


36番の半数以上が倒れた凄惨な戦場を一瞥し、

ゲートまでの道に塞がる元部下を切り捨てながらジンバはゲートに消えた。




ヴェルヌ『シャル!

離れるな!手を出さずにジッとしてろ!!』


怯えた目でコクコク頷くシャルロッテ。

この子だけは死なせるわけには行かない!


ヴェルヌは魔族の攻撃を槍で受け流し、槍の柄で突き飛ばし距離を取る。間髪入れず覚えたてのドラゴントゥースを決めていく。


迫りくる魔族を1匹…………

また一匹と屠るがキリがない……。

槍は多くの敵を屠るのには向いていないのである。



シャル『きゃぁ!』

反対側から現れた新手の魔族に気を取られている間に、魔族が迫ってきていた!

態勢を入れ替えて一撃からシャルを守る!




ガキッ!!


ヴェルヌの槍が折れた!


ヴェルヌ『ちっ!!』



隣に転がっていた同僚の両手剣を死体から拝借し、
構えてみる。使えなくもないがしっくりは来ない。

その剣を試すようにひと振りしていると、シャルの叫び声がする!



シャル『先輩っ!』

見ると大きな火球が目の前に迫っている。シャルを突き飛ばし反対側へ飛ぶ!


しかし………



ヴェルヌ『しまった!』

シャルの周りには別の魔族がっ!!自分の周りの魔族を叩き伏せ、シャルのもとへ………!


そこに届く2撃目の火球!!


ずごぉぉぉん!


大きな音を立てながら火球が着弾すると、建物の壁に大きな穴が開いた。『シャル、中だっ!』ヴェルヌは叫びながら広がる煙の中に飛び込んだ。





しかし………壊れた壁を通り過ぎる瞬間、ガレキの中に見間違いもしないシャルの髪と横たわった頭が見え……



ヴェルヌ『シャルーーーっ!!!』




連れてこなけりゃよかった!

ピクリともしない、教え子の躯が頭を過る。



戦場は遊びじゃない!

一時の気の迷いが生死を分けるんだ……!


連れてこなけりゃ…………よかった!!!!











Σ(,,ºΔº,,*)はっ!

夢か………



ヴェルヌの身体は汗でびっしょりだった。

だいぶうなされていたようだ。




………あの時は多くの仲間が死んだ。

仇は討ったが失われた生命は戻ってこない。






つづく




はいっ!
第3話をお届けいたしましたー♬
これは初期の頃のらんな劇場【異形の仇敵】シリーズの中の事件でしたよね(o^-')b


そういえばこれくらい古い記事だと、記事番号振ってなく、ということは200番台くらいかな。

当時は実装されてすぐの双剣を試してみてたり、全てのパラがツインテールだったりしてました(*´艸`*)


この第一回が2016.1.13

6年弱の時を経て加工技術も少しは上がったかな、かな?そんなとこもご確認いただきながら見ていただけると嬉しいです♬



でわでわ………


今日も元気に

行ってらっしゃい♬



またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆




らんなび 




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