おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!
エターナルクォーツを求めてやってきた、クリュスタイタンの遺跡。
それを守る巨人は宝石でできており、なかなか有効なダメージを与えられない。
そんな中、巨人が飛び上がり着地を狙ってアユミが勝負をかけるっ!!
今日は
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節岐の次代第8話をお届けしまーす!
それでは始めますねー(o^-')b
ぶーーーー(はじまる音)
アユミ『よーっし!』
アユミはクリュスタイタンのガラ空きの着地を狙い、縮地で飛び込むが………
読者さんはご存知だろう。クリュスタイタンの着地にはトラップがあり、そう、、、
目の前には大きなトゲが………っ!!
アユミ『わわわわわっ(ㆁωㆁ*)!
止まんないーっ!!』
必死に急ブレーキをかけ、止まろうとするが
もう絶対間に合わない!
(あぁ死んだ、もう死んだ、、みんな……ごめん)
アユミが覚悟を決めたその時…!
ぐぐぃっ!と襟首をひっ捕まえられて、身体が猫のように宙に浮くっ!
アユミ『ふぇぇぇえええっ?!』
何がなんだかわからなかったが、この雑な扱いには覚えがある。
そう……っ!この捕まえ方はーっ!
アユミ『ぱぱっ……ぱんぱかぱーん♬』
思わず言ってしまって慌てて誤魔化す。
そこには……若き日のパパが、いた!
髪は深い深い漆黒で、白髪など一切ない。
目元に刻まれていた深いシワは全くと言っていいほど見当たらない、精悍な青年であった。
(それにしても、ぱんぱかぱーん♬…て……)
……ギリギリ誤魔化せたようだが、単に変な子に思われたかもしれない。
らんにゃ『ガルド隊長…どうして?』
突然現れたガルドに驚くふたりに、なぜかドヤ顔をしながらガルドは後方を親指で指す。
そこには……
ミツキ『無事だったデスか?
クリュスは強い人居ないと危ないデスよ』
少しだけ恥ずかしそうにミツキが顔を出した。
らんにゃ『ミツキっ!』
ミツキ『にゃーはミツキが守るデス!』
ガルド『それより、まずコイツからだな。
一気に行くぜ!援護を頼むっ!』
大きな剣を担ぎなおし、ガルドがクリュスタイタンに向き直る。
クリュスタイタンが太い腕をブン回してくるが、そのまま一撃、剣の柄でいったん動きを止め………そのまま身体をひねり一撃を入れる。
一点集中とばかりに同じ場所ばかりを執拗に攻め立てる。やがてあれだけ硬かったクリュスタイタンの右脚に亀裂が入り始め………、
ガシャ!!
たまらず膝をつくクリュスタイタンを見下ろしながらアユミにそっと話しかけるガルド。
ガルド『………弱った場所を叩くのは卑怯なようだが、戦争の基本だ。まず弱い部分から攻める。
……キミも剣士なら覚えとくんだな』
アユミ『・・・!』
ガルド(回想)『アユ……戦争は武道じゃない。
まずは勝たなければ話にならないのだ。卑怯と言われようが弱った部分を叩くのは基本だ。アユも剣士なら覚えておくんだ』
何度も何度も聞いたこのフレーズ。言い方は年月とともに少しずつは変わっていくが、言ってることはずっと変わらない。
そういえば……
ママからは弓を受け継いだカケルにぃちゃん……
ふたりとも今はどこにいるんだろう……
ずいぶん前にはぐれたっきりだ。
生きてるのかな………
てか……『まだ』生まれてないのか……………
ガルド『おいっお前!
ぼーっとするな!戦闘中だぞ!』
Σ(,,ºΔº,,*)はっ!
アユミ『う、うんっ!』
若き日のパパは強かった。
巨人の攻撃を受け流し、その反動を使い攻撃力を倍加させている。身体のバネをフルに活かせており、実に柔軟でかつ重厚である。
さらにその攻撃はすべて急所を捉え、的確に、効果的に削っていくのだ。
まさに全・盛・期!
アユミも背後に回り込み、流れるような動きで巨人の脚を執拗に狙う!
やがて……巨人の躯体がゆっくりと崩折れていった。
アユミ『ふぅ………』
崩折れた躯体の中から光る宝石が見える。
あれが……エターナル・クォーツ………
たたたっ、と、らんにゃが拾い上げ首を傾げる…
らんにゃ『あれ……?
これがエターナル・クォーツなんだけど……
ホントは表面に氷が張ってるらしいんだよ……』
アユミ『ニセもの……?』
アユミの顔が曇る。そんなぁ……(ó﹏ò。)
らんにゃ『いや……確かにこれはホンモノ。
でも多分未完成なのかもね。何か別のものが足りないんだよ。これは持って帰って調べてみなくちゃ…』
アユミ『そっか!』
ガルド『…………。』
ガルドはそんな二人を眺めていた。
特にこっちの双剣使い………。
こいつはなかなかスジが良い。
実に自分好みの太刀筋をしている。誰かに特別に教育を受け続けないとこうはいかない。
27番に来ればなかなかの戦力アップだよな………。
アユミ『な、なに?
ぱ……パン食べたい』
熱い視線を送られていたアユミは、また言いそうになるがかろうじてごまかす。
あっぶな!
ガルドは、ずいっと身を乗り出しアユミの肩を掴み、説得を始めた。
ガルド『お前……名は何という?』
突然名を聞かれうろたえるアユミ……
ど、ど、どーしよ(。>﹏<。)
アユミ『アユ……厶、
そう!アユムです!』
ガルド『男みたいな名だな……
それにしてもなかなか筋がいい、ちょっとこれ振ってみてくれ』
ガルドは自分の両手剣を柄を上にして手渡し、アユミに差し出す。
アユミ『えっ……?(やばっ)』
うう、前に両手剣振って怒られたんだよなぁ……
そうは言っても断りづらいこの状況(ó﹏ò。)
言われるがまま、両手剣を構え振ってみる……!
ガルド『ふむ……
悪くない……基礎もしっかりしているぞ。
アユム、この剣術どこで習った?
でも構えるときにもう少し腰を落としてだな………
っ!!』
アユミ『!!』
一瞬の出来事だった。
アユミはガルドに吹き飛ばされ、両手剣ごと地面を転がる。
アユミ『な!何する……』
抗議の声をあげようと、起き上がって見たものはこちらに背を向け半身になって向こう側に構えるガルドの背中と、ガルドの右腕に突き立った光の矢………
アユミ『ぱ!…おじさんっ!』
ガルドはアユミをかばい、その腕で光の矢を受けたのだ。両手剣があれば弾き返していたのだろうが…………
ガルド『大丈夫だ!それより剣を構えろっ
新たな敵だっ!』
アユミ『はいっ!』
ふたりは奥の闇の中を凝視した。
つづく
はいっ!
今回は少し長めの劇場でしたねー(*´艸`*)
うらんの劇場も考えなくちゃだし、忙しいぞぉ。
ガルドの腕に……光の矢が……?!
恐れてたミライが現実にっ!
どうするアユミっ?
でわでわ………
今日も元気に
行ってらっしゃい♬
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆