おはよん(*ﾟ▽ﾟ*)/なぁー
らんです！
今日は、
【らんな劇場】
夢幻の幽花最終話を
お届けしますっ！
劇場選抜総選挙で、トップを
とった、うらんの大冒険。
最初は三話完結なんだけど、
いつの間にか六話まで
膨らんじゃいました。
さて……
ままを助けるためのお花。
探すことができたかな？
でわでわ………始まりますよん。
ぶーーー（はじまる音）
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
ひっく、、、ひっく、、、
しばらく泣き続けたうらんだったが…
ふと、鳴き声が止む。
「泣いていても仕方ない。」
うらんはヒトが成長するにつれ
誰もが悟る…
その感情にたどり着いた。
……自らの意思で泣き止んだのだ。
涙が流れていた頬を
袖でぐっとぬぐい…
スクッと立ち上がる。
そして…
もう見えなくなった花の方に
向かい、走り始めた。
西へ…、西へ…、ずっと。
うらんはまだまだあきらめていない！
道中、青い花を探し始めるが
赤や黄色の花ばっかり…。
あっても１本だけだったり…。
うらんはそれでも必死に探し続ける。
![]()
うらん「これもちがう…
これもちがう…
でも………ままがまってる！
ままに、もってくん…だっ！」
もみじのような小さな手は、
葉っぱでケガをしたのか、
キズをいっぱい作っていた……。
服も、顔も、手も、泥だらけ………。
それでも気にすることなく
一心に探しつづけていた。
しばらく探していたうらんだが、
探し尽くして、次のエリアに向かう…。
一抹の期待を込めていた次のエリア……
そこに広がっていた光景は…………
![]()
砂漠…。
うらん「はぅ…」
それを見た瞬間、うらんは
へなへなとくずおれた。
へたり込んだままうらんは、
また泣きそうになる。
口元がゆがみ、涙があふれてくる。
自分の無力を噛み締めて……
どうしていいかも全然わからない。
ただ…不安で…悲しくて………
それでもうらんは泣かない……。
無垢な両の目でじっと砂漠を
にらみつけている。
すると…………
目の前に手が差し伸べられた。
うらん「え……っ？！」
ふと顔を上げると…っ！
![]()
うらん「まこにぃちゃん！」
うらんより少し上のマコが優しそうに
手を差し伸べている。
マコ「うらんちゃん、
よく…がんばったね」
うらん「まこにぃちゃん……
うらんは安心で泣きそうになる……
すると、
うしろからも聞き慣れた声が聞こえた。
![]()
リヒト「うらん、オレたちも……
悪い事したなってことで
おまえについてきたんだぜ。
おまえ…っ！
けっこうやるじゃないか」
うらん「りひとにぃちゃん…
ずいっ。
![]()
さらに
毛を逆立てながら出てきた少年…
いつも「こども扱い」してくる、
うらんがいちばん苦手な、
いちばん年上の…
うらん「じゃがぁにぃちゃ…っ！」
ジャガー
「ふん！みんなで探してやるぜ！
花摘みなんて女のやることだがな！」
そういえば………うらん。
おまえ強くなったな。見直したぜ」
![]()
最後の言葉だけ、
そっぽを向いて呟くジャガー。
うらん「えぐっ…」
嬉しさで泣きかけたうらんを
制するように、ジャガーは
大きな雄叫びを上げた。
ジャガー
「いくぜ！
うらんのお母さんを助けるんだ！」
全員「おーーーっ！」
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
しかし、数時間たったが……
![]()
単体では生えているものの
全然集まらない。
全員合わせて…………１８本…
![]()
全員が力を合わせて探すのだが……
もうこの辺りは、
しらみつぶしに探した。
1本1本全てとったはず！
もう……どこにも見つからない。
全員の体力は……
もう限界に達していた。
![]()
リヒト「これ…無理じゃないか？」
マコ「もう…生えてないのかな」
うらん「まだあるもん！
ぜったいあるのっ！」
ジャガー「そんなこと
言ったってだな…… ん？
ジャガーが突然何かに気づく！
まったく意に介していなかった
あさっての方向を見据えている！
ちょ…
ちょっと待ってろ！」
一人で走っていくジャガー。
うらん「じゃがぁにいちゃ！
どこいくのーぉっ！？
うらん「いっちゃった………」
リヒト「あいついつも
テキトーでいいよっている割には…
結構乗り気だよな(*´艸｀*)」
しばらくして……
顔を紅潮させ戻ってくるジャガー！
![]()
ジャガー「お…おい！
うらん！きてみろ！」
うらん「ふぇ？え？
……うきゃぁ！」
いきなり腕を掴まれ、
ひっぱられるうらん…
うらん「いたい、いたいよぉ、
は、はしるのもはやいーっ！」
ジャガー「うるさいなぁ……
ほらっ！みてみろ！」
そこに…広がっていたのは……っ
![]()
うらん「うわぁ………」
うらんの目に飛び込んできたのは…
大きな大きな紫のじゅうたん。
見渡すかぎりの「ドリーミィル」
探し求めていた夢の花。
そしてそのそばに生えているのは…
希望の赤い花「エスポワール」
赤と青の2色のハーモニーで
野原全体が
透き通るような紫一色に
染まっていた。
うらんにとっては、最大の大冒険。
決してあきらめず探しつづけた
小さな冒険者たち。
うらんは、おもっきり大きな声で
野原に向かって大きく叫んだ。
![]()
うらん
「やったぁぁぁぁっ！！」
![]()
うらん「いっくぞーっ！
*｡٩(ˊᗜˋ*)و*わーーーーーーっ！」
うらんの剣から発される斬撃が
的確にポムムにヒットしていく。
7歳の斬撃なのでダメージは
ほとんどないが、
超々距離から発する斬撃で
徐々に体力を奪っていく。
![]()
マコ「そう、そこっ！いけっ！」
![]()
リヒト「あぶない、ををっ！
うらん、イケるぜ！」
![]()
ジャガー「・・・」
そして、うらんは逃げ回りながら
ポムムに最後の斬撃を浴びせる。
きゅ…
ゆっくりとポムムが倒れ………
![]()
うらんは剣を背中にしまった。
リヒト「すごいっ！最年少記録だぜ！」
マコ「やったね！うらんちゃん！」
ジャガー「・・・」
うらん「やったぁ……っ！
はぁっはぁっ…」
肩で息をしながら
うらんが帰ってくる。
しかし、何ものにも変えがたい
達成感を笑顔いっぱいで表していた。
今まで黙ってたジャガーが
口を開く。
ジャガー「ふん。合格だっ！
うらんっ！お前は今日から……
ジャガーはニヤリと笑い、続ける。
…俺たちの仲間だぜ(o^-')b」
![]()
うらん「う……………
うんっ！……やったぁ！」
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
![]()
小さな冒険者たちは
いま、1歩をふみだしたのかも
しれない。
お互いをライバルとして
そして、戦友として、
ともに歩んでいく。
![]()
たとえ困難が立ちふさがっても
この幼き日の冒険は、
きっと心の支えになることだろう。
いつか、
立派な冒険者になることを夢見て…
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
やがて、
日が暮れ始め、遠くから
透き通るような声が聞こえた。
ゆうらん「うらーんっ。
そろそろごはんですよーっ(๑´0`๑)۶」
うらん「あ、帰らなくちゃっ！
みんなまたねっ。また遊んでねっ」
全員「もっちろん！」
ゆうらんと手をつなぎ、
嬉しそうに見上げてくるうらんは
今日あったことを事細かに
話してくれている。
ゆうらんは目を細めながら
その、小さな小さな冒険譚を
うんうんうなずいて聞いていた。
一言も聞き逃さないように♪
おしまい
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
ＣＡＳＴ
うらん
らんな
リヒト
Ｊ．Ｏ.ランタン
マコ
わん子さん
ジャガー
ＺＺ
ゆうらん
こらん
制作
夢幻の幽花製作委員会
提供
魔道士らんなのトーラムまいご日記
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
はいっ！
いかがでしたか？
8/3から始まった全六回の
らんな劇場〜うらん編〜
夢幻の幽花。
うらんらしさが
出てましたか(*´艸｀*)？
いったんこれで終了です！
ありがとうございました。
ん？
はいっ。
少しリクエストいただいたので、
あと一回だけ続編をお送りしますね。
何なのかはお楽しみっ！
でわでわ………
またねっ♪(ﾟ▽^*)ﾉ⌒☆
過去記事とリンク集【らんなび】
らんです！
今日は、
【らんな劇場】
夢幻の幽花最終話を
お届けしますっ！
劇場選抜総選挙で、トップを
とった、うらんの大冒険。
最初は三話完結なんだけど、
いつの間にか六話まで
膨らんじゃいました。
さて……
ままを助けるためのお花。
探すことができたかな？
でわでわ………始まりますよん。
ぶーーー（はじまる音）
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
ひっく、、、ひっく、、、
しばらく泣き続けたうらんだったが…
ふと、鳴き声が止む。
「泣いていても仕方ない。」
うらんはヒトが成長するにつれ
誰もが悟る…
その感情にたどり着いた。
……自らの意思で泣き止んだのだ。
涙が流れていた頬を
袖でぐっとぬぐい…
スクッと立ち上がる。
そして…
もう見えなくなった花の方に
向かい、走り始めた。
西へ…、西へ…、ずっと。
うらんはまだまだあきらめていない！
道中、青い花を探し始めるが
赤や黄色の花ばっかり…。
あっても１本だけだったり…。
うらんはそれでも必死に探し続ける。
うらん「これもちがう…
これもちがう…
でも………ままがまってる！
ままに、もってくん…だっ！」
もみじのような小さな手は、
葉っぱでケガをしたのか、
キズをいっぱい作っていた……。
服も、顔も、手も、泥だらけ………。
それでも気にすることなく
一心に探しつづけていた。
しばらく探していたうらんだが、
探し尽くして、次のエリアに向かう…。
一抹の期待を込めていた次のエリア……
そこに広がっていた光景は…………
砂漠…。
うらん「はぅ…」
それを見た瞬間、うらんは
へなへなとくずおれた。
へたり込んだままうらんは、
また泣きそうになる。
口元がゆがみ、涙があふれてくる。
自分の無力を噛み締めて……
どうしていいかも全然わからない。
ただ…不安で…悲しくて………
それでもうらんは泣かない……。
無垢な両の目でじっと砂漠を
にらみつけている。
すると…………
目の前に手が差し伸べられた。
うらん「え……っ？！」
ふと顔を上げると…っ！
うらん「まこにぃちゃん！」
うらんより少し上のマコが優しそうに
手を差し伸べている。
マコ「うらんちゃん、
よく…がんばったね」
うらん「まこにぃちゃん……
うらんは安心で泣きそうになる……
すると、
うしろからも聞き慣れた声が聞こえた。
リヒト「うらん、オレたちも……
悪い事したなってことで
おまえについてきたんだぜ。
おまえ…っ！
けっこうやるじゃないか」
うらん「りひとにぃちゃん…
ずいっ。
さらに
毛を逆立てながら出てきた少年…
いつも「こども扱い」してくる、
うらんがいちばん苦手な、
いちばん年上の…
うらん「じゃがぁにぃちゃ…っ！」
ジャガー
「ふん！みんなで探してやるぜ！
花摘みなんて女のやることだがな！」
そういえば………うらん。
おまえ強くなったな。見直したぜ」
最後の言葉だけ、
そっぽを向いて呟くジャガー。
うらん「えぐっ…」
嬉しさで泣きかけたうらんを
制するように、ジャガーは
大きな雄叫びを上げた。
ジャガー
「いくぜ！
うらんのお母さんを助けるんだ！」
全員「おーーーっ！」
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
しかし、数時間たったが……
単体では生えているものの
全然集まらない。
全員合わせて…………１８本…
全員が力を合わせて探すのだが……
もうこの辺りは、
しらみつぶしに探した。
1本1本全てとったはず！
もう……どこにも見つからない。
全員の体力は……
もう限界に達していた。
リヒト「これ…無理じゃないか？」
マコ「もう…生えてないのかな」
うらん「まだあるもん！
ぜったいあるのっ！」
ジャガー「そんなこと
言ったってだな…… ん？
ジャガーが突然何かに気づく！
まったく意に介していなかった
あさっての方向を見据えている！
ちょ…
ちょっと待ってろ！」
一人で走っていくジャガー。
うらん「じゃがぁにいちゃ！
どこいくのーぉっ！？
うらん「いっちゃった………」
リヒト「あいついつも
テキトーでいいよっている割には…
結構乗り気だよな(*´艸｀*)」
しばらくして……
顔を紅潮させ戻ってくるジャガー！
ジャガー「お…おい！
うらん！きてみろ！」
うらん「ふぇ？え？
……うきゃぁ！」
いきなり腕を掴まれ、
ひっぱられるうらん…
うらん「いたい、いたいよぉ、
は、はしるのもはやいーっ！」
ジャガー「うるさいなぁ……
ほらっ！みてみろ！」
そこに…広がっていたのは……っ
うらん「うわぁ………」
うらんの目に飛び込んできたのは…
大きな大きな紫のじゅうたん。
見渡すかぎりの「ドリーミィル」
探し求めていた夢の花。
そしてそのそばに生えているのは…
希望の赤い花「エスポワール」
赤と青の2色のハーモニーで
野原全体が
透き通るような紫一色に
染まっていた。
うらんにとっては、最大の大冒険。
決してあきらめず探しつづけた
小さな冒険者たち。
うらんは、おもっきり大きな声で
野原に向かって大きく叫んだ。
うらん
「やったぁぁぁぁっ！！」
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
数日後…
うらん「いっくぞーっ！
*｡٩(ˊᗜˋ*)و*わーーーーーーっ！」
うらんの剣から発される斬撃が
的確にポムムにヒットしていく。
7歳の斬撃なのでダメージは
ほとんどないが、
超々距離から発する斬撃で
徐々に体力を奪っていく。
マコ「そう、そこっ！いけっ！」
リヒト「あぶない、ををっ！
うらん、イケるぜ！」
ジャガー「・・・」
そして、うらんは逃げ回りながら
ポムムに最後の斬撃を浴びせる。
きゅ…
ゆっくりとポムムが倒れ………
うらんは剣を背中にしまった。
リヒト「すごいっ！最年少記録だぜ！」
マコ「やったね！うらんちゃん！」
ジャガー「・・・」
うらん「やったぁ……っ！
はぁっはぁっ…」
肩で息をしながら
うらんが帰ってくる。
しかし、何ものにも変えがたい
達成感を笑顔いっぱいで表していた。
今まで黙ってたジャガーが
口を開く。
ジャガー「ふん。合格だっ！
うらんっ！お前は今日から……
ジャガーはニヤリと笑い、続ける。
…俺たちの仲間だぜ(o^-')b」
うらん「う……………
うんっ！……やったぁ！」
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
小さな冒険者たちは
いま、1歩をふみだしたのかも
しれない。
お互いをライバルとして
そして、戦友として、
ともに歩んでいく。
たとえ困難が立ちふさがっても
この幼き日の冒険は、
きっと心の支えになることだろう。
いつか、
立派な冒険者になることを夢見て…
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
やがて、
日が暮れ始め、遠くから
透き通るような声が聞こえた。
ゆうらん「うらーんっ。
そろそろごはんですよーっ(๑´0`๑)۶」
うらん「あ、帰らなくちゃっ！
みんなまたねっ。また遊んでねっ」
全員「もっちろん！」
ゆうらんと手をつなぎ、
嬉しそうに見上げてくるうらんは
今日あったことを事細かに
話してくれている。
ゆうらんは目を細めながら
その、小さな小さな冒険譚を
うんうんうなずいて聞いていた。
一言も聞き逃さないように♪
おしまい
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
ＣＡＳＴ
うらん
らんな
リヒト
Ｊ．Ｏ.ランタン
マコ
わん子さん
ジャガー
ＺＺ
ゆうらん
こらん
制作
夢幻の幽花製作委員会
提供
魔道士らんなのトーラムまいご日記
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
はいっ！
いかがでしたか？
8/3から始まった全六回の
らんな劇場〜うらん編〜
夢幻の幽花。
うらんらしさが
出てましたか(*´艸｀*)？
いったんこれで終了です！
ありがとうございました。
ん？
はいっ。
少しリクエストいただいたので、
あと一回だけ続編をお送りしますね。
何なのかはお楽しみっ！
でわでわ………
またねっ♪(ﾟ▽^*)ﾉ⌒☆
過去記事とリンク集【らんなび】