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Channel: 魔道士らんなのトーラムまいご日記
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589. 【らんな劇場】希代の蒼壁⑩ 〜好 敵〜

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!




きょうも、てっきゅー
がんばったので………
カンストしたのが、



らんにゃ、うらん、
ヴェルヌ、ミツキの4人!

もうすぐらんちがカンストします!

まだまだ頑張らなきゃね(o^-')b





とゆー事で、今日は

【らんな劇場】
希代の蒼壁第十話を
お送りしますね(o^-')b



激しかった試験も
終わりを告げる笛とともに
緊張を解かれていく。



はたして…決着はっ!



でわでわ………



始まりまーす!



ぶーーーー(はじまる音)



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:



はぁっはぁっ……

ゼェゼェ……


至るところで候補生たちが
座り込み、膝をつき、

そして大の字になって
ねころがっている。



時間切れ試合終了となった試験場は
死亡者や重症者などはいないが
全員力を使い果たしたかのごとく
倒れ込み、本物の戦争があったかの
ようであった。


しかし…
訓練を受けていない候補生が
実戦さながらの死闘を
繰り広げたのだから無理もない。





例年は大抵、元気がいいなぁ…

くらいのお遊戯的な感じで
終わるのだが、

今年はホンモノの戦場と
化していたのであるのだから。








やがて…キビキビした動きで
すくっと立ち上がったアナウンサー
の凛とした声が聞こえ、

全員が、やれやれと立ちあがった。




フェリス「最終結果を発表します!


時間切れとなりましたので
各軍の残人数で勝敗が決まります!


東軍(らんち)
残数…12名っ!

西軍(カイト)
残数…11名っ!






ざわっ…………






よって、勝者東軍っ!




わあぁぁぁぉっ!!


先程の疲れなど吹き飛ばすかのように
東軍から、大きな歓声が上がる!



らんち「やっ……やったぁ……

守りきった……ぁ…」

らんちもまだ震える腕を高く上げ
かろうじてガッツポーズをとる。




カイト「くっ………!」

何かを投げるような仕草で
悔しがるカイト。







しばらくざわついていた会場が
フィリスがマイクを握り直すと
徐々にしずまっていった。



フィリス
「それでは個人ポイントの
発表に入ります!」




皆の想いは個人ポイントに

向けられていた。
 
 
己がどれだけ貢献できたのか。


統率や行動
そして戦功に対してポイントが
つけられていく……。



そして

各自のポイントが
次々と読み上げられていった。



ロン  328pt……


ネビル 298pt.......


クィエル418pt.......
(*’∀’*)オオオ








まだ、両名のポイントは呼ばれない。





今回のポイントは
例年よりも高ポイント者が多く、

最終決戦での功績が
かなりのウェイトを
占めているようであった。




そして
カイトの点数が読み上げられた。

西軍リーダーカイト……523点っ!



おおおおおおおおおおおお

地鳴りのような歓声が会場を包んだ。








ゾイド「ご……500点超え……
俺達の時、そんな点数なかったよな…」

ガルド「過去…最高点数だ……

俺達の時より100点も高い。」



ゾイド「なんだってんだ…
今年の奴らは…」






そして、残るは
らんちの点数の発表となった。

東軍リーダーらんち……





……507点っ!




おおおおおおおおおおおお

コチラも地鳴りのような歓声が鳴り響く



女性で500点超え……



通常女性隊員では
300点行けばいい方で
前代未聞の高得点である。


が…


らんち「くっ………」


苦しいトレーニングにも、 

ゆうらんをたすけたときにも、

絶対に……
涙を見せることがなかったらんち。




バンッバンッ!

よっぽど悔しかったのであろう。
膝から崩折れ、

涙を拭いもせず地面を叩いている。






誰も…らんちに近寄ることは
できなかった。



そう…ガルドでさえも。







今までで一番の敗北感に包まれ、

涙で歪んだ地面を睨みつけている
らんちの視界に

…誰かの足が入ってきた。



すっと手を差し伸べる人影…

らんちが見上げると……




なんと、敵リーダーであるカイト。



カイトは手を差し伸べたまま
少し言いにくそうに言葉を
紡ぎ出す……。



カイト「その……なんだ、
………たのしかったぜ?



お前と全力で戦えて…。

………サンキュな。」


絶対に負けたくない
憎き相手ではあったが…


らんち(あれ……?)



お礼を言われたからなのか…



今はもう不思議と
そんな気はしなくなっていた。



ゴシゴシ……

濡れた目をこすり、
手を借りて軽快に立ち上がる。


その握った手は、




どちらからともなく
握手に変化していた。


らんち「ボクも……

こんなに何かに本気になれたの…
はじめてだよ!

ほんとに楽しかったっ!

でもいつか必ず……
あんたを倒してやるからね!

カイト!」




カイト「おうっ!いつでもこいっ!」


らんち「えへ……」


パチパチパチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチ




前代未聞の激しい戦闘と、

そのあとの
ふたりの爽やかな握手は……

会場に大きな拍手を呼び起こしていた。


つづく



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


はい!
無事試験が終わりました。

戦闘はほぼ引き分け。
しかし点数は……っ。



まぁ。こうしてらんちさんも
ヒトとして強くなっていって
ほしいものですね(o^-')b



さて。次回はエピローグ。

最後までお楽しみくださいね(o^-')b




でわでわ………


またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆



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