おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!
さてさて今日は
填邂の幼魔
第五話をお届けしまーす!
あらぬ疑いをかけられ家を飛び出したアシュリーは、わけのわからない生まれて初めての感情に翻弄する。
魔族であることの小さなプライドと、芽生えはじめた初めての感情。そんなアシュリーの前に……?
でわでわ………
始めますねーっ(o^-')b
ぶーーーー(はじまる音)
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
暗い昏いルナヘンテ山には昼夜の区別は殆ど無い。
殆どが闇の雲に覆われ、わずかに明るくなるかどうかといった程度だ。慣れているものならどちらかはわかるが、一度そこで睡眠するといま朝なのか夜なのか計り知ることは困難なのかもしれない。
一夜明け、アシュリーは「ウウン…」と目覚めた。
ニンゲン界に来てからは昼夜逆転の生活を余儀なくされている。昼に寝て夜に起きるのが魔族。
それが朝になって目覚めるなんて……
魔族の風上にも置けない行為である。
それにしても様子がオカシイ………。
昏い空。いや昏すぎる。普段から暗い場所だが雲がより分厚く黒く圧縮されたように集まっている。
これは……
何かが近づいて来ているのがわかる。
そう、これはどこか懐かしい邪悪なニオイ…
魔界のあの…………懐かしいニオイ……
やがて……
昏い空に立ち込める暗雲の中から、禍々しい色の光点が降りてくる。
赤……否、橙色に瞬きながら遠くの方にゆっくりと降りるその光点は、空中に一旦留まったかと思うと、「ぎゅんっ!」と方向を変えて、いきなりアシュリーの目の前に具現化した。
ベリル様……
いくら幼体魔族であってもこの御方の名前くらいはわかる。
どう考えても勝ち目のない……
上級魔族ベリル。
ナゼ…ココニ………?
ベリル「アシュリー……
ニンゲンに毒されし幼き魔族よ……
貴様は破壊を忘れ……ニンゲンに加担する愚か者。」
もともと魔族にそんな感情は求めてはいないが、冷たい、切れるほど冷たくベリルは言い放つ。
もともと小さいらんなの身体に棲みついているアシュリーと違い、魔族ならではの体格は人間の中でも大きい方に入るだろう。
冷たい眼差しはその高度からアシュリーを見下ろし……
とんでもない威圧感を醸し出していた。
アシュリー「ワタシハ……
ワタシハ………、ヤッパリ……っ
「破壊」ナンカシタクナイ!」
アシュリーはそんな威圧感に抗うように、手足をバタつかせ…大きな声で言い返す!
ベリル「幼体時にニンゲンと融合され毒されたか。
早くその肉体を突き破って出てくるがいい。
今のお前なら簡単なはずだ……」
アシュリー「イヤだっ!」
アシュリーは心から拒んだ。確カに……
ニンゲンに毒されているのかもしれない。
余計な「ヤサシサ」などの悪い感情を植え付けられ、自由を縛られているのかもしれない。
そう…思いのまま、我の本能のまま、
好きなように生きていくのが魔族ナノダ。
デモ……
アシュリーはキッと〇〇をにらみつける。
ベリル「どうしたアシュリー?何を悩んでおる。
お前に悪い感情を吹き込んだあの家族………
ひと思いに消しに行ってやろうか?」
アシュリー「!!」
魔族ならではの発想。
よくもまぁこんなこと思いつくもんだ……
ベリル「あの家に超魔弾を撃ち込んできてやる。
どうだ?楽しそうだろう……?」
アシュリー「ソンナ事は…サセナイッ!」
ベリル「情が移ったか………つくづく情けない奴だ。
ま、先に片付けて来てやろう…
スッキリするはずだぞ♫……魔族ならな。」
言うとベリルは空中にふわりと舞い上がり、
ニヤリと笑った。
凍えるように冷たく、突き刺さるような笑みだった。
つづく。
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
はいっ!
ついに新パラベリルさん登場ですー♬
もしかしたらソフィアの街でもチラッと目撃されてたかもね?
これがまたちょっと気に入っちゃって、育てようかどうか悩むくらい(〃∇〃)
でも16人も育てられないよぅ(。>﹏<。)
さて!お話はどんどん悪い方へと繋がっていきます。
はたして、アシュリーはベリルをどうにかできるのでしょうか?!
アシュリー
『ハヤク、逃ゲテーっ!』
次回もお楽しみにね *。٩(ˊᗜˋ*)و*
でわでわ………
今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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