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Channel: 魔道士らんなのトーラムまいご日記
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555. 【らんな劇場】時駆の探童SP② 〜未来の思い出〜後編

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!



なんとキリ番555回目
もうこんなに書いてるのね〜



さて、今日は【らんな劇場】
時駆の探童SP最終話を
お送りしますね!



↑なんと大好きな小葉ちゃから、
時駆の探童トップ画
作ってもらっちゃいました!

見れば見るほど細部まで凝ってて
鳥肌立っちゃいました(〃∇〃)


今から旅立つ感じで、カケル
かっこいーっ!



サヤカとサヤカの旦那様(〃∇〃)

ちゃんと見守ってる感じですね(o^-')b





【あらすじ】


前回でサヤカと対面したカケルは
すべてを思い出した。

サヤカの部屋に落ちていた、
「時駆けの懐中時計」が誤作動して
カケルは消えてしまう……。


はたして、どこにいったのでしょうか?



でわでわ………
始めますね(o^-')b



ぶーーーー(はじまる音)



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:








カケル「うーーん。」





次に僕が目覚めたのは、
古い小屋だった。

質素な感じの隙間風の入る、
木でできた小屋……

 

薄暗い木の小屋の中。

僕は視界の隅に動くものを見つけ…
声をかける。




カケル「ここは…?」




???
「しっ!声を出すな。『小耳』

お前はここでは忌み嫌われる存在だぞ。」



僕が声の主を見ると……
顔の大きさと
同じくらいの大きな耳の男がいる。


僕はよくわからなかったけど
極力小さな声で問うたんだ。




カケル「あの…『小耳』?

僕……? え?…」


クオン「俺はクオン。狩人だ。

『小耳』と言うのは
ヒューム族の蔑称だ。

古い時代に我々ディール族を
追いやった過去があるからな。
いい気分ではない者がいるのは確かだ」

お前はどこから来た?名前は?」


カケル「僕はカケル。
カケル=コイナミ

……あれ?どこから来たんだろう?

あれ…なんにも思い出せない。」


クオン「記憶喪失……か……」


僕は異世界に迷い込んだときに、
名前以外の一切の記憶を
なくしていたんだ。



カケル「僕…どうなっちゃうの?」



クオン「安心しろ。
まぁ…俺が守ってやる。
村にいるときは耳の隠れる
大きな帽子をかぶっとけよ」



そして僕はクオンさんの
もとで暮らすことになった。


イルーナの気候からか
僕の髪は脱色していき
父さんや母さんのような
黒髪じゃなくなって
しまったんだけどね。




クオン師匠からはイルーナ世界での
いろいろな風習、そして弓の使い方を
教えてもらった。




途中で
『小耳』だったことがバレたけど

文字通り身体を張って
クオン師匠が守ってくれたのと、
もうある程度慣れていたのもあって、

村の人はなんとか僕のことを
受け入れてくれたんだ。




そして………
ある日

師匠が「迷宮」に連れて
行ってくれるっていうんだ。
珍しい弓を見つけに行くって。




すごい速さで撃ち続けられる 


名弓『クイックファイア』




-これが迷宮でみつかるらしい-

冒険者の間でもっぱらの関心事であった。








僕たちは迷宮に潜ったんだけど、
これがなかなか見つからない

なんどもなんども僕たちは挑戦したんだ。

見つけるまでかえれま10!
こんなことを言いながら。ね。





しかしある日迷宮で…

変な機械があって、それが師匠の
ポケットの懐中時計と反応して…。



そう、『時駆けの懐中時計』は

僕の帰る場所の手がかりを
調べるために師匠に預けてたんだ。



そのときはなんにも…
わかんなかったんだけどね。




:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


カケル「ここからは…
サヤ姉も知ってるでしょ?」


サヤカはキッとカケルをたしなめた。



サヤカ「こら!思い出したんなら

「母さん」でしょ?





カケル「ごめん。つい」


サヤカ「ほんとに…

帰ってくるのわかってても
心配したんだからねっ!


………3年よ、3年。
もう帰ってこないかと思ったよっ」



カケルは更に怒られそうだったので
慌てて話題を変えてみる(*´艸`*)

カケル「あ、えと、そだ。

僕があの「カケル」って
いつ気づいたの?」



サヤカ「あなたが消えて2日目。

父さんが気づいてくれたのよ。
もしかして、あの時代に戻ったんじゃ 
ないかってね。


『時駆けの懐中時計』でぜったい
戻ってくるさ…ってね。


あなたが帰ってくるまで……

ほんとにほんとに長かったよ。
もう帰ってこないかと思った……っ!



もう…どこにも行かないでね。」


サヤカの目が潤んでいた。





その時…
カケルは時の流れを感じていた。



……あのサヤ姉が母親になると
こんなに大人っぽくなるんだ。

あの時の弄(いじ)ってくるサヤ姉とは
全然違うじゃないか…………。

カケルは寂しいような、
なんだか不思議な気分に陥っていた……。






しかし…現実はそう甘くはなかった。



サヤカは愛用の銃を取り出し
弾を装着し始めたのだ。


カケル「な…何をするの?」


サヤカ「よーっし、
カケルも帰ってきたことだし…
久しぶりに迷宮でも行こうかなっ」




サヤカの顔が昔のように
小悪魔の微笑へと変化していく……

サヤカ「ふふ、
迷宮好きでしょ………?」





カケルは前言を撤回した。


……このカオ、
あの時のままじゃないかっ!




カケル「わーーーっ!

もう迷宮は、
こりごりだよぉーーっ!」




サヤカ「うふふ…まてぇーっ♪

カケルっ……おにぃちゃん!」



サヤカはいたずらっぽく
笑って追いかける。




カケル「おにぃちゃんじゃなーいっ!

……って

おにぃちゃん???」





サヤカは立ち止まり、優しい顔をして
カケルに近づいて笑いかけた。




サヤカ「うん?
間違ってないよ(*´艸`*)

再来月……カケルはおにぃちゃんに
なるんだよ?

良いおにぃちゃんになってね、
カケル(o^-')b」




カケルの頭を無造作にくしゃっと
撫でたあと…

そういってまた、サヤカは
おなかを優しく優しく
撫でるのであった。




今日もまた…
いつものつがいの小鳥が
きれいな声でさえずっていた。




時駆の探童スペシャル 

おしまい


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


はい。
カケルの弟?妹?
どちらかが産まれそうですね(〃∇〃)

これまたこんど作らないと
いけなくなってしまった感が……

うーー。



また何か思いついたら
続編書くかも……?



長い間見てくださって
ありがとでした(〃∇〃)



次のシリーズは新パラの
あの子です(o^-')b



でわでわ………

また次回です♪

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

【おまけ】

弟と妹…どっちがいいかなぁ。
もしこんなの見たい!

ってのがあれば教えてね(o^-')b





過去記事とリンク集【らんなび】


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